「細久手」
細久手宿は大久手と御嶽の間が長かったため、間の宿として創られた当初から天保頃まで戸数が殆ど変わらなかった寒村である。細久手宿への入り口付近の坂の上から描いたものである。人物描写に動きがなく、人形のように描かれているが、背負木を負う男や鎌を持つ男女の土地の者に加え、荷を振り分けて坂を登ってくる者と、細長い筒を肩にする者との二人の旅人を配するなど広重らしい。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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