「袋井」
袋井宿は東海道五十三次の東西どちらからも27番目の、真ん中の宿で東西文化の中間点として、物資と人々の往来や、秋葉山への参拝客などで賑わったといわれていた。四方を丘に囲まれた袋状の土地に大きな井戸があったので袋井といわれている。宿はずれにあった粗末な出茶屋の様子が描かれている。葦簀掛けの小屋で休息を取る飛脚や、茶屋の女房が茶を飲みながら楽しげに談笑するのどかな風景だ。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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