熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

県内の川柳団体・個人会員が加入しています

憂国忌

2020-11-20 10:57:13 | 川柳一般
三島由紀夫が亡くなったのは11月25日。今年で50年となります。テレビニュースで報じられた映像はまだ昨日のようによみがえります。
その三島由紀夫について熊本で最も詳しいのが本川柳研究協議会参与の永田満徳氏です。満徳氏は俳人協会熊本県支部長でもありながら川柳にも深く関わる活動をしています。

三島由紀夫は『豊饒の海』全四巻を書き終えたあと市ヶ谷で割腹事件を起こしました。
その全四巻中の第二巻『奔馬』は熊本の神風連が核となっています。
永田満徳ブログのカテゴリー:総合文化誌「KUMAMOTO」にある「はじめての三島由紀夫と神風連」2017.12.15にもUPされています。
https://blog.goo.ne.jp/mitunori_n/e/cc1c4d203efc8d1c17f0a80b9676807f

2020.11.20の熊日新聞朝刊12面にも三島由紀夫が熊本で取材した様子が詳しく載っています。市ヶ谷での事件の後、桜山神社境内(熊本市東区黒髪5丁目)に神風連資料館が創設されました。 

三島由紀夫は俗を嫌い老を怖れました。歌舞伎より能を佳としました。俳句や、まして川柳などは縁のない分野だったでしょう。すべての人間を詠む川柳としてはむしろ興味のあるところです。
俗人の筆者は、今年版権の切れる50年を迎える三島由紀夫の作品がwebの無料配信〈青空文庫〉で読めることを待ち望んでいます。
興味のあるかたは〈永田満徳ブログ〉のコメント欄にお書き願います。    (Y)

写真は満徳氏提供
追伸と訂正
著作権は50年から70年に伸びたようです。