♪句あれば 楽し ♪♪

独りよがりのおしゃべりを綴っています
photoと575で、私なりの世界を作りたいと思いつつも・・・

茶の道

2010年11月25日 | ひとり言

 茶の花や肩のちからも抜けました


( ちゃのはなやかたのちからもぬけました )
市の博物館前におわす千利休像です

選抜高校野球大会メダルの原型や、
万博記念メダルの作者として知られる
白石正義という方の作品です

千利休は、堺の魚屋(ととや)という倉庫業を商う家に
生まれたとのこと

堺は、お茶が盛んで、幼稚園でお手前を習い
市のイベントで野点を、催すところもあります
そして、名物の和菓子は、お茶菓子を発祥とするので
日持ちのしないものが、 多いのです
(と云うか、私の心当たりのあるものは、その日限り
 のお菓子ばかりです)

千利休も、世俗に背を向け、禁欲的に「侘び寂」を
追求したかに見えて、結局 名声と権威を誇り
終には、秀吉から切腹を賜ったわけです
それも、その首は、梟首されたとあるから
悲劇的な人生だったのです

そんな激動の人生を送った千利休も
この像では、やさしい好好爺の風情です
肩の力も、背筋の緊張も忘れて
自分が本来求めていた世界観に身を置いた
安堵感に浸っているようです

お茶の花や枳殻の花の咲く頃
ちょっと冷えた風に思わず両手をこすり合わせているかに、見えました

      
コメント (4)
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