梅雨兆す隆盛の書の真偽とは
(つゆきざすたかもりのしょのしんぎとは )
西郷どんと言っても大河ドラマの話では ありません
「西郷どん」の番宣を目にして 母に言ったのです
「西郷隆盛の書 偽物が 多いんだって」
母が「うちにもあるよ」って
「鑑定団」日曜日の再放送を見ます
骨董品を買おうとは思いませんが 偽物を買わされないように勉強です
まさか 今さら借金の形にと持ってくる人も無いだろうけど
わたしの子供の頃には 既に客間もしくは年寄りの寝間の枕元にあった屏風のことです
六曲一双の片割れの屏風
昔の田舎の家、冬は 隙間風が ヒュ~~ヒュ~
それ故、枕元に屏風を立てます
問題の屏風は、なんでも祖母の友達の骨董好きのおじさんが 手に入れたものだそうだ
一双の片割れを分けて頂いたとか
勿論ちゃんとお礼はしたらしい
今は 納屋に置かれています
家の建て替えの折 改装し祖母の仮住まいとなった所です
20年近く誰も興味を示しません
本物とは思えないけど、面白そうなので あちこち検索
西郷さんの書と言われる物と落款印の位置は 合致しています
力強い迫力を感じます
??
向き合ってそのニュースを見たわけでは 無いので 私の間違った解釈かもしれません
写真嫌いの西郷さん
彼の姿をとらえた写真が、最近見つかったとか
<1か月くらい前のお昼のニュースで>
何かの屋外の式典に参加している集合写真でした
(ネットでは見つかりませんでした)
写真の隅っこ(上座)に写っている大柄な男性が 西郷さんってことでした
いろいろ調べてみると
西郷さん 子供の頃 けんかの仲裁に入って右腕の神経に傷を受け刀を握れなくなったとか
それから 島流しも2度も経験
牢にもはいりました
入水自殺も企てました
兎に角、ドラマチックに江戸から明治を駆け抜けた人でした
とてもゆっくり大作の書を仕上げる時間的余裕が あったとは思えません
ネットで検索しても 大きくても四曲の屏風
六曲のものは 見つかりません
簡単な手紙なら あるでしょうけど
と以上の観点から きっと偽物でしょう
大体 本物と思ったら 現状のように粗末に扱わないでしょうから