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またしても

先日、松竹が銀座の歌舞伎座の建替えを検討している、との新聞報道がありました。
1924年に完成した岡田信一郎設計による歌舞伎座の建築は、
第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、
岡田の弟子である吉田五十八により改修設計され、1951年に現在の姿に復興されました。
国の登録文化財にもなっている優れた建築です。

それにしても、戦後の厳しい時期より使い続けていく意思が衰弱しているといのうのは
いったい全体、どういうことなのでしょうか。
そもそも、劇場と言う建築は、長年使い続ける事によって「道具」として育ち、
「演劇」という文化を入れる器として熟成されていくものなのです。
もちろん老朽化している面があることは事実でしょうが、
歴史と伝統の継承のためには、改修による再生こそが、期待されると思います!

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