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知らなくても楽しい「さよならバードランド」

1950年代にNYのジャズシーンで活躍したベーシスト、
ビル・クロウ氏(1927年生まれ)の自伝的エッセイです。
翻訳は村上春樹さん。
ジャズ好きの方に馴染みのある名前が出てきたりして楽しいのではないかと推察しますが、
特にそうでなくても、ミュージシャン人生って楽しそうだな、羨ましいな、と思わせる、
ほっこりと暖かいエピソード満載で、
巻末についている村上春樹さんの異常に詳細なレコードガイド共々、
思わずジャズのレコードを買いにレコードショップに出かけたくなるような本です。
和田誠氏の手になるミュージシャンのイラストも魅力的で、
気に入った「面構え」のミュージシャンから聞いて見るのも面白いかも。

4105319019さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想
ビル クロウ Bill Crow 村上 春樹

新潮社 1996-01
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