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ライトのドキュメント映画で不覚にも感動するの巻

某職能団体の事務局の方からご案内を頂き、国際文化会館で開催された
「偉大なるオブセッション~フランク・ロイド・ライト/建築と日本」
なるドキュメンタリーフィルムの上映会に参加する機会を得ました。
日米の建築家・建築史家へのインタヴュウも貴重でしたが(既に鬼籍に入られた方も・・・)、
昔のフィルムに写る建築の数々にこうふん!!
そして帝国ホテル破壊の映像に涙。

しっかし帝国ホテル(保存運動実らず経済に敗北し解体、明治村に部分移築
 ・・・すぐご近所の三信ビルの同じような運命とダブって涙)の後に
自由学園明日館の話題(廃墟状態から議論を経て保存再生へ)を持ってくるなんて・・・。
しかもそれを解体から一転保存再生に転じた国際文化会館で見るなんて・・・。
プラナリアはライトと日本とか言われると「んで?」などと思ってしまうヒネクレモノなのですが、
うう、感動してしまいましたよ。
あ~言われてみれば前川さんや吉村さんってライトの孫弟子とも言えるんだよなあ。

えっとフィルムは手堅く出来ていますが、もしかしたらちょっと長すぎるかもしれません。
プラナリアはマニアなので長いのは全然OKなんですが、
一般のドキュメンタリーとして見た場合には90分っていうのはどうでしょう??

終了後のレセプションで庭に出て会館を眺めると、どの部屋にも明かりがついて
種々の会合が盛んに開催されている様子。
玄関にも次々とタクシーが横付けされるし、なんだかあの解体騒ぎが嘘のような自然さに
思わず建築や都市のあり様をシミジミ考えてしまった金曜の夜でした。
あ~なんかライトとはあんまり関係のない感想になってしまった(苦笑)。

関連:
ライト建築アーカイヴスとこのフィルムについての記事→JIA Bulletin 2006年8月号/特別寄稿
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