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タイポグラフィの教科書?


先日展覧会に行ったエリック・ギルのデザインした「ギル・サンズ」書体が使われていたり、
ヤン・チョヒルトがブックデザインに参画していたり、
ということでも興味深い「ペンギンブックス」のブックデザインに関する本です。

ペンギンブックスのデザイン 1935-2005 (P‐Vine BOOKs)ペンギンブックスのデザイン 1935-2005 (P‐Vine BOOKs)
フィル・ベインズ 山本太郎(アドビ・システムズ)

ブルース・インターアクションズ 2010-03-19
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ブックデザインをタイポグラフィの面からもこれだけ分析した本は珍しいのでは?
ペーパーバックという統一性と個性のせめぎ合う場でどのようなデザインが選択されて行ったのか、
出版界の置かれた状況といった時代背景も含めての包括的な分析と
70年間におよぶデザインの変遷が多数の図版で解説されており、
巧まずしてブックデザインの実践的教科書ともなっていますが、
まー見てるだけでも楽しいです。

ペンギンマークの変遷もかわいい。
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