2月17日に毘沙門堂の「初寅祭16・17」が催されるのを知り行ってみた
正確には真言宗権現山毘沙門堂といい、今から約950年前、藤原時代に創建され、
行基菩薩の作といわれる毘沙門天像が安置され、当時、周辺の武士の尊崇を集めていた
特に現在では商売繁盛・家内安全の神様として毎年旧暦初寅の日とその前夜を「初寅祭」
として、本尊の毘沙門天を開帳されるそうだ
街中に建つ毘沙門天像
「開帳」とは私、時代劇で「御開帳」と言う言葉で耳にしていて、「仏寺の厨子のとばりを
開いて、本尊、秘仏を衆人に拝ませること」と言う事は、この日以外は閉まっているという
ことは、いつも見られるってわけではないのを知りました
何しろ参道が長いのなんの「権現山」頂上に向けてひたすら住宅地中の坂道を登ります
どんどん坂道は急になり、きわめつけに団地内の長い階段を登るが、終のころは足が
上がらなくなります
やっとお堂らしき屋根が見えてきたが、ここからが本当の参道です
山門をくぐると
うっそうとした山道をヒィ~フ~言いながら流れに遅れまいとがんばります
あと一歩、この階段を登ればというところで、押すな押すなの行列
その上、本堂前の広場がいっぱいのためらしいが(後で知ったこと)階段下でストップ!!
汗だくでここまで来たため、すっかり冷えて風邪引くぅぅぅ~と、足踏みしながら耐える、耐える
かなり待ってやっと階段を上がると、そこはデズニィーランドの待ち状態、人でいっぱい
蛇のように本堂までくねくねと、何度も曲がった人の列ができていた
なるほど、階段で待たせるのは危険だから、手前で停めている理由に納得
屋根の上に金の寅の彫刻が施されているが、旧暦の初寅祭の理由がこのあたりに
あるのか?
私の大、大、大嫌いな百足の姿が幕に染められている、気色悪いよぉ~
何でも調べてみると、毘沙門天の使いとされ、神格化されているとのこと、ひぇぇぇ~
商家においても「客足が多い」縁起物として扱われることがあったそうだ、うっそぉぉ~
百歩譲っても私は嫌だ、あのお姿を想像するだけで、背中に寒気が走る
くねくねとうねりながら、やっと本堂の中へ、黄金のご本尊かと思いきや、木で出来た
お姿でした、それも三体、そういうものなの えっ? えっ?
賽銭を入れてお参りをしようにも、止まれない、止まらしてもらえない、上野動物園の
パンダの檻前状態、目を閉じて手を合わせていても、左からどんどん押され、おちおち
落ち着いて参拝もできなかった
押され押されて横に移動するとそこにも仏様が???
結局どれがどれなのかわからないまま、通り過ぎてしまった ふー
参道入口と本堂からさらに登った処にある「多宝塔」
以前来た時はここまで登りましたが今回はパス
真面目に登った人たちの姿が見えてます
かなり遠くからでも、この多宝塔は見えます、緑井のシンボルですね
「御開帳」を拝見することができたし、今年もつつがなく過ごせますように
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