茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

親子でお茶の撮影に楽しむ

2013-09-16 17:33:26 | 日常
 記事用の写真を撮っていたところ、小学生の娘が乱入(汗)。すでに満足できるような写真を取れず、困っていた私、余計焦ります。ガマンがのどの奥まできています。

それに、今日淹れた杭白胎菊は、みんなうつ伏せして、お顔をなかなか見せてくれませんでした。

 とその時、娘は、しゃがみ、下からのアップを一枚撮りました。

 私が褒めると、余計その気になり、そのうち、隣りの部屋から色々な小道具を持ってきて、完全に主導権が握られました...

 いつの間にか、二人で意見を交わしながらお茶の撮り合いっこが始まりました。

 途中から、喉が渇いた娘は、撮影用の杭白胎菊茶をぐいと飲んでしまい、おまけに「美味しい~」と放つ。

 緑茶や花茶の場合、茶湯に入った時の様子を鑑賞し、その美しい瞬間を写真に残すことは、中国茶の一つの楽しみ方だと思う。花茶の場合は、それが非常に分かりやすいです。それでも、私には、なかなか良い写真を撮れず、上手に撮れた方の写真を見ていつも羨みます。

 でも、今日はリトルカメラウーマンのおかげで、いつもと違うヒントを得て、写真撮影がとても楽しい展開になりました。

 子育て中の中国茶、もう一つの楽しみが増えた気がします。


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氷山雪菊と杭白胎菊の飲み比べ

2013-09-16 16:50:57 | 中国茶・世界のお茶
 台風の日、予定していたスケジュールをキャンセルし、家で茶友のミヤさんから分けて頂いた「氷山雪菊」を飲んでみようと思いました。

 菊の花茶といえば、杭州の杭白菊です。その中、開花前のつぼみの状態で収穫し、より高い栄養素を求められる「杭白胎菊」があります。
頂いた氷山雪菊を見て、杭白胎菊と連想し、飲み比べてみようと思いました。

 二種類の菊茶、サイズはほぼ一緒ですが、色合いはまったく違います。

 手持ちの杭白胎菊王
 
 淡い色合い。淹れる前の胎菊王は、菊らしい香りが漂っている。

 一方、氷山雪菊
 
 ひまわりを連想させる鮮やかな色合い。淹れる前の氷山雪菊は、菊の香りに加え、漢方薬材に使われるミカンの皮(陳皮)の香りを思い出す。

 ミヤさんから、事前に氷山雪菊のことを「見た目も香りも味も野生のパワーを感じる」との情報を頂き、少なめに淹れるとのアドバイスを受けました。杭白胎菊王の十粒に対して、投入した氷山雪菊はわずか五粒。

 しかし、ご覧のように、茶湯のお色はこんなに違います。


 初めて淹れた氷山雪菊は、想像以上に綺麗なオレンジ色。

 さて、飲んでみると、やはり菊の味も陳皮の存在感もさらに強調されるような味わいでした。一杯を頂いた後、すっかり体がポカポカになり、元気をいっぱいもらいました。それがミヤさんのおっしゃる野生のパワーと納得です。


 氷山雪菊の正式名称は昆侖雪菊。中国では、「万山の祖」とも呼ばれる「昆侖山」の一部地区でしか生息されない小さな野生の花。シルクロードにある昆侖山では、昔から神聖な贈り物として大事なお客さんに贈る。また、標高3000メートルもある昆侖山、汚染されておらず、昆侖雪菊の薬用も注目されているようです。

 昆侖雪菊に限らず、菊の花茶は、体の熱や湿気を取り除き、デドックス効果があります。たとえば、目の赤みや歯茎の腫れにも効きます。菊のお茶が苦手な方は、試しに氷砂糖を一ついれてみるといいです。意外と氷砂糖の甘みが主張せず、菊の花茶全体の味がまろやかになります。

 日本国内では、東京渋谷にある中国茶の老舗「華㤗茶荘」で購入可能です。通販も売っています。

 ミヤさん、ありがとうございました。おかげで、台風の中、有意義の一日を過ごしました。

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