茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

桜薫-桜の香りを薫る日本茶

2013-09-17 20:48:55 | 日本茶
 最近、日本茶にも興味が出はじめた私に、茶友のヨシコさんが「桜薫」という名の日本茶を分けてくれました。

 初めて淹れるお茶は、理科の実験をやっているみたい、楽しいです。

 
 めったに日本茶を淹れない私が、今日は計りを取り出しました。茶葉の量に関して、日本茶の方が中国茶よりずっと多い気がします。少ないかもと思いながら、今日は、6gを計りました。

 日本茶の急須ですら持っていない私に、ヨシコさんが中国茶用の磁器ものであれば大丈夫だとアドバイスしてくれました。
 
 
 こんな茶道具を使って、探りながら淹れてみることにしました。

 日本茶を淹れる際、低温で長めに淹れることによって、お茶のうまみが引き出されます。それに対して、中国茶は高温で短めに淹れることによって、香りを楽しめます。そこには、茶文化の違いであり、そもそも香りは高温でしかでないもので、うまみは低温でしかでないものと、何度もお茶の先生に言われました。

 お湯の温度を考える時、さらに先生の言葉を思い出しました。「日本茶も香りがあるので、ぎりぎりの高温で攻めれば、中国茶みたいに香りを楽しめる」。さて、そのギリギリの高温とは何度ぐらいだろう。

 
 色々試してみました結果、100度沸騰したお湯を、一回茶海に移し、茶海から急須に移す。その方法で急須に移されたお湯が、大体85-87度位。

 次は、抽出時間ですね。三つの聞香杯を用意し、それぞれ30秒、45秒、1分で抽出してみました。

 
 結果的に、30秒で淹れたものは若干薄かったけれど、45秒は若干長かったのです。1分間淹れたお茶は、渋すぎて飲めませんでした。

 肝心な香りですが、聞香杯で楽しんでみました。



中国茶ほどのものではありませんが、ほんのり桜の優しい香りをして、まろやかなお味でした。

 これは、桜のシーズンにぜひ頂きたいですね。

 ヨシコさん、ありがとうございました。

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