茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

紅烏龍

2014-12-06 16:01:51 | 中国茶・世界のお茶
                            行徳野鳥観察舎付近 
地元の散歩道は、深まる秋を告げます。

晩秋」の表現よりは、
深秋」の方は、秋の深みがよく伝わる気がして好きなんです。

地面が火に燃えるような絨毯になった今頃、
近年台東の鹿野郷で作られている「紅烏龍」が、棚にあったのを思い出しました。

重発酵した黒に近いほど艶やかな粒
台湾のお茶に珍しい熟した果物の酸味が薫る。
紅茶のような水色に、
岩茶に似た喉越し。

「紅烏龍」が作られた台東は、青茶づくりにあまり向かないことを、小耳にはさんだことがあります。
一方、この地では日據時代(1895年-1945年)に、
すでに「紅茶」が作られていたことが分かりました。

品種は青心烏龍の「紅烏龍」は、台東の土に馴染むまで、
茶農家の方たちは、きっとものすごく苦労をされましたのでしょう。
重発酵の道を選んだのも、台東で育った青心烏龍の特徴に合わせたのかもしれません。

わずかの量しか買ってこなかったのが心残りです。
余り練習できないまま終わってしまいそうです(汗)。
上手に淹れれば、きっともっともっと味わいの深い烏龍に違いがありません。

鹿野郷「紅烏龍」のサイト(中国語)


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ