茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

夏野菜とうがんのスープ

2015-07-16 14:18:54 | 料理・点心・菓子

スーパーで小ぶりの冬瓜(とうがん)を見つけ、丸ごと一個を買ってきた。

我が家の夏の定番中華スープ「冬瓜湯」(dong1 gua1 tang1)を作った。
無味な冬瓜は、スポンジのように他の食材のエキスを吸収する。
それでいて、あっさりした味わいで、
食欲のでない夏にはぴったりだ。

今日は、金華ハムがあったから、それでダシを取った。
乾物屋の干し海老や乾燥した貝柱をベースにすれば、
また一風味違う、冬瓜スープが味わえる。

鍋に一緒に入れたのは、有機の姫竹、スライスした一切りのにんにく。
スープの旨みを引き出すのに、
隠し味に、酸味のあるトマトを少々加えるのは私流。

スープのエキスを吸い込ませ、とうがんの皮に近い部分まで柔らかくなったら完成だ。

とうがんは夏の野菜なのに、「冬瓜」と書くのは、不思議だよね。
ほかの瓜と比べ、秋を越して、冬まで保管できるから、名前の由来だとか。

でも、旬のものは、旬に頂くのは一番だ。
とうがん自体、体の熱を冷やし、夏のほてりやむくみに有効な食材だと知られている。

健康で日々の食が楽しいと思えるように、この夏を乗り越えたい。

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