個人情報の記載、アンケートの使い方

さまざまなサービスを受けるために、名前や住所、電話番号を記載します。
サービスを受けるのに必要であれば記載しますが、必要のないものに関しては記載したくありません。

個人情報の保護に関する法律が施行されてから、とくに意識するようになりました。
仕事で関連しているので通常の方より意識が高いと思います。

個人情報を取得するサービスを提供する側で、もっとも効果の高い個人情報保護の方法は、「個人情報を取得しない」ことに尽きると思います。

情報取得をしてしまうから漏洩が起きるのです。
取得しなければ、起きません。当たり前です。

「このサービスで本当にここまでの情報を取得する必要があるのか？」と思うことがあります。

多く目にするのは飲食店などのアンケートです。
飲食店のアンケートは、その店のサービス（味や値段、メニューや接客態度など）についてお客様から教えてもらうのが目的です。

その目的にお客様の住所・氏名・生年月日が必要でしょうか？
アンケートに答える人のほとんどが「改善して欲しい」と思うことを伝えたいと思って記入するのです。アンケートにもそのようなこと（ご意見・ご要望を・・）が書いてあります。

満足している人は記入しません。（応援メッセージ的なものはあると思います）
不満をいうのに自分の情報を記載したくないですよね。
記入する欄があると、「書かなければいけないのかなぁ」と思ってしまい、記載するキモチを阻害してしまいます。

アンケートに書いてあることについて検討し反映していきたいのであれば、個人情報を取得するべきではありません。

なんらかのお礼をしたいのであれば、違うことを検討するべきでしょう。
アンケートを書いてくれた人に割引券やドリンク券を配るなどです。

お客様の情報が欲しいのならば、その旨を伝えて取得するほうがいいです。
「新しいメニューができたときにお知らせしますので」とか、「キャンペーン情報（お得）をメールしますので、このメールアドレス（短いもの）に空メールを送ってください。」などです。

メールアドレスだけの取得であれば、それが特定の個人を判別する材料になりませんので、安全です。

今後、個人情報の取扱についてはさらに厳しくしていく必要があります。
サービスを提供する側がお客様より情報保護の意識が高い事が最低条件です。