今から10数年前、正確な年数は覚えていないが1995年~1997年の間くらい頃だっただろうか?年齢の話をその当時に聴いた覚えがある----30歳と言う年齢であった。
自分には遠い先の話だな、と思ったのと、へぇ~そんな歳になるんだ、と思った記憶がある。そして、30歳って人生の一つの節目にあたる…らしい、と言う事を思った様な気がしている。
「30歳になります」と言う話を語ったその人は、ゲストとしてその聴いた番組に出ていたのだが、そこで訊かれたのは「結婚はどうされるんですか?」と言う今もその当時もある意味「セクハラ発言」じゃないか?であったが、「30歳になったら考えます」としれっと言ってのけたのを覚えている。そんなもんだろう。その人はその後、5~6年くらい経って見事婚約し、今では子供までいる、と言う話である。
そんな「30歳」と言う年齢がついに自分自身にもめぐってきて、さてどうしょう?、さてどうなる?と鼻先に手をあてて考え込んでしまう。
ここまで来ると「それまで許された事が許されなくなる」と言う事になり、これからを考える上でそれが1つ恐ろしくそして年齢相応と言う意味において、「未成熟」・「未完成」のままの自分自身にとてつもなく「不安」を覚える。とても自分自身が年齢相応に成熟しているとは思えない。ただでさえ、不器用な生き方をし、自分自身を例えた水晶は傷だらけで、光輝ける所まだ残ってる?と思わず焦って探しても後の祭りである。
教科書通りに人生行けるとは思わない反面、その通り行けている姿をみるとやはり嫉妬は覚えてしまう。
明日からすぐに新世代と言う風には行かないまでも、果たして、ここから始まる今日からをそして明日からを乗り切れるかは知れないまま、解らないままである。