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Mind Feeling0515-5 篠原美也子『秒針のビート-Studio version -』聴く日曜深夜

2011年05月15日 23時59分39秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59

「勝ち負けで決まるならきっとずっと人生はたやすい。動機を見失ったまま過ごす日々はなんてはかない。遅すぎるかもしれない」
(篠原美也子『秒針のビート-Studio version-』2001年 より引用)

 今から10年前に出た篠原美也子『秒針のビート』。ピアノ1本アレンジの方を聴きたい、そんな一心でCDを取り出した。

 気がつかないだけで時計の秒針は我々の心臓の鼓動が如く動いている。つまりその分だけ、時間は流れ、我々は歳を喰う事になる。
 何もしない9ヶ月を過ごしたのは今から4年前。それがどんな毎日なのか、4年前の私は知るよしもなく、9割方何もかもから解放され伸びきっていた。これも悪くない、だがしかし心奥底で火のついた小さな蝋燭が蝋を解かし、まるで折檻の様に、私にやばいやばいと訴えかけていた。勿論、それは無視できる程度だったりしたが…。
 途方もない時間を手にした時、それを律せず有効に使えもしなかった過ぎ去りし日と過ち。もはや許されぬ過ちとなったがそんな過ちを犯かしてしまう危険はいつも傍にあるから不安である。
 秒針が進み、気がつけば、手元に人生への保険なしで、愕然としている今。許される許されなくなる恐怖におののきつつも、同じ過ちばかりが繰り返される我が身である。
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Mind Feeling0515-4 今宵の月もまた霞む

2011年05月15日 22時58分01秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
見上げた今宵の月もまた昨日と同じく霞んでいた。
これから先の我が身の道が光を放ちながらも霞み、何となく生かされた毎日が待っている、そう語りかけているのだろうか?
我が身の話ばかりに目をとらわれ、誰もだって苦しみの縁に居ることを忘れて話をしている私は、鈍く醜く光る今宵の月にも似て似つかない愚か者でしかないだろう。それでも慈悲を請おうするのは、単に私が我が儘だからだろう。
今夜は“Heavy Night”、心荒れた夜。
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Mind Feeling0515-3 心音語り『溜め息あふれる日曜夜』

2011年05月15日 22時31分09秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
明日が月曜だからだろうか?それとも明日月曜からの1日1日が容易にどんなものかが想像出来るから、だろうか、溜め息が止まらない。
溜め息をつけば幸せが逃げていく、そんな台詞が友情物語の中で語られて居たことを思い出す。努めてそうしようとしても、もう癖になってしまったのか、やめようとすればするほどに溜め息が出る。

書けば書くほどに深みにはまる、考えれば考える程に深みにはまる。そして溜め息をつく。その行き着く先にあるのは「言い様の無い苛立ち」と「自己嫌悪」に「憎悪の念」でしかない。

何故、明日に希望がもてないのか?明日に希望をもとうとしないのか?そんな疑問がわいて来るのは自然な流れ。だが、どんなに考えて見ても、またあれやこれやとやって来る1日1日とその先に、とてもそんな希望なんてもてやしない。

日曜が終わるたびにつく溜め息と1日をようやく終えた時につく溜め息とでは質が違う。だがしかし、1日1日を生かされる様にしか生きれぬ現実の中で、先の事まで突きつけられた所で応えられはしない。

明日を見てもその先を見ても溜め息しか出ない1日1日を嘆くしかないとすれば、それはあまりにも哀しい話である。その上、書けば書くほどに苛立ちと憎悪を撒き散らすが如くしかない。しかし生まれ生み出した想いを形にしてしまう。

誇張が過ぎたかも知れないが、また1つ溜め息をつく。溜め息が友人だなんて思いたくはないが、今は親い仲である。不幸しか待っていないと言うのだろうか?
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Mind Feeling0515-2 「ユートピア」と言う言葉との出会い

2011年05月15日 15時58分48秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59

私が「ユートピア」と言う言葉に出会ったのは、この2冊の本を合作・アレンジされたアニメ『悪魔くん』だった。作者は『ゲゲゲ鬼太郎』と同じ、水木しげる、である事を知ったのはアニメ作品が終わって何年か経ってからである。

悪魔も人間も共存共栄出来る世界の創造。『ゲゲゲの鬼太郎』においても、妖怪と人間が共存共栄出来る世界を創り出したいと言う想いはあったように私は記憶しているが妄想だろうか?

何も悪魔でなくても、妖怪でなくても、生きとし生けるものの共存共栄は誰しもが望み、誰しもが忘れてしまう話である。

共存はある程度は出来てはいようが共栄まではなかなか行かずトラヴル続きなのが人間界。そんな中に「共存共栄」は夢のまた夢と言う感じがしなくもない。

差別はある程度は軽減及び低減しつつも、対立は一向に収まる気配はなくで、日々推移している。

「ユートピア」は、そんな「望まぬものの撤廃」と言う「理想」に基づいて出てきたように思う。1つの「夢」と言えよう。

「出来たら良い」、「あったら良い」、そんな「想い」から物語が始まると言う話は何度もしているが、想い描くだけ想い描いて形にならずに消え行く事を見ると、言葉にならない物がある。

1つの想いが込められていた様に思う作品。何も解らないまま、ただ何か面白くて、アニメ作品にかじりついていた幼い頃。この作品もかなり人間模様・仲間の営みが豊かに描かれていたので好きになったのかも知れないが、何年も経った今になって今更そんな気付いた話をして何になるではあるけれど、たまたまこの話で、「ユートピア」と言う言葉を出したので、ちょっと書いてみようか、でやってみた。

夢・希望・願いを物語に込める事は容易い事ではない。ましてや私の様に、「なんとなくこうかな」と言う「気まぐれ的思いつき」で話をしても「伝わりはしない」か、と溜め息をついてしまうが、溜め息と憂鬱のない「ユートピア」へ今は行きたい。
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Mind Feeling0515-1 Afternoon on Sunday

2011年05月15日 15時13分47秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59

木田麻衣子「皆様、こんにちは、木田麻衣子です。5月15日日曜日、FM急特の臨時番組“Afternoon on Sunday”をお届け致します。これまでFM91.0と言う名称でしたが、いつしか『FM急特』になりました。かつての急行特急THさんの趣味で東京南急特鉄道と言う妄想・架空路線があったそうで、急特からとった名前だそうですが、そんな台詞を言わせたいが為に私を出させたのでしょうか?解りませんが、何故に鉄道とラジオが繋がるのか奇妙な話ですけれど、名前だけとっただけならそれで良いか、と聞き流して下さい、そう台本には書いてあります。ウチゲバ話ばかりでは、全くもって話が進まない、本当にそれで良いのでしょうか?私が出てきたからには、大抵、天気の話だけちらちらちらとして、はい皆様さようなら、と言うお決まりのパターンに私もそして名前は明かさなくとも解るあの方もまたその様にお考えの様です。変革ばかりが求められる昨今。変革ばかりで定着がないか所謂‘‘やるやる詐欺,,で、‘‘やると言ってやらない,,或いは‘‘実現に向けた準備が出来ない,,と言う理由から‘‘やりたくてもやらない,,、故に‘‘詐欺になる,,ようですね。この様な話は本来は、私ではなく急行特急THさんが、ひとりで語るのが良いのですが、昨今はご自分のお気持ちをキャラに代弁させる傾向にあるようです。そんな所で、すっかり私、木田麻衣子のキャラクターが変わってしまいましたが、臨時番組はこれにて終了致します」
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Mind Feeling0514~0515 彼の想い パート4

2011年05月15日 01時48分48秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59

--この世界のどこかに、憂鬱と溜め息をつかなくて、毎日が満ち足りた気持ちで居られる国はないだろうか?--

幹線道路にかかる歩道橋の上で下を行き交う車の流れと今にも雨が降りだしそうな空を見ながら、彼は思う。

--毎日が何か色々とうまくいかなかったり、つまらない事に足をとられたり、そんな事もない国はないだろうか?--

おとぎ話の世界でも行かない限り、そんな国は無い。だから、おとぎ話は成り立つ。けれど、ただ話だけが成り立った所でどうなると言うのだろう、一瞬だけの快楽に酔いしれもやがて覚めてしまったらどうにもならない。

--話の中や机上だけでない世界を形作る事は、単なる我が儘でしかないんだろうか?--
自分ひとり何もかもがうまく行かないが為に、どうにかしようとしてもそれは客観的に言えば我が儘にしかならない。

--我が儘でなく、思い通りに毎日が万事うまく行って、誰しもが満たされる世界を望む裏につきまとう、自分さえ良ければそれで良いと言う醜い気持ち。それを棄てなければ真なる物は手に入らないとするならば、自分には一生かかってもそんな世界はやってはこないだろうか?考えるだけ無駄なんだろうか?--

行き詰まる想い、追い詰められる現実と毎日が爪を立てる。生きていくとはそんなものなのだろうか?

--夢も想いも妄想でしかないとするなら、想い描かれたユートピアと言う名の世界は、出来ない、そうなのだろうか?--

答えの出ない事に想いを巡らせる事に意味はない。しかしそれは現実から逃避するならば多いに役に立つ。逃げの一手、現実から目をそらす為の手段。

--現実逃避の行き先がユートピアなんて馬鹿げてる。でも、今より180度違って好転する事になる毎日が来るのなら、行きたい。今を棄てられるのであれば--


濃灰色に染まったからついに雨が降りだした。歩道橋下を行き交う車の流れは多くなり滞り見せ始めた頃、夜を迎えた。
上と下を見つめていた彼の姿はやがて光の中へ消えて行った。彼の想いだけをそこに置き去りにして…。
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