涼風鈴子「夏の終わりに“Afternoon on”ですか?そうですか、でDJは私、涼風鈴子です。“Evening on”でもよさそうなものですが」
霞田阪奈「“Afternoon on”アシスタントの霞田阪奈です」
涼風「月並みですが、季節の終わり時で、悲しゅうございます、はい、と言う事が台本に書いてありますが」
霞田「それを思ってらっしゃるのは、急行特急THさんだけだったりして」
涼風「せーかぁーい!(花火1発)」
霞田「相変わらずなテンションですね涼風さんね」
涼風「ええ、インチキなんで」
霞田「インチキとハイテンションにはどんな関係が?」
涼風「えーっと、何だっけ?(台本のページを探る)」
霞田「わざとらしいです。とってもわざとらしいです」
涼風「お約束ですので、許してくだせい」
霞田「んで、答えはどんなどすか?」
涼風「えーっと…(台本のページをめくる)
」
スタッフXYZ「早く番組を進めやがれっ」
涼風「答えはですね、朝からハイテンション、月曜朝の憂鬱を皮肉ってハイになる、それがインチキDJと言う事らしいですが、どこがなのかは、思い付きだそうで、それ以上突っ込まないで下さい、だそうです」
霞田「訳が解らないですね」
涼風「そんなもんですよ、訳が解る様にしたら、存在そのものが疑われる仕組みになってます」
霞田「存在を疑うとなると、言い様の無い不安にかられる、とありますが」
涼風「ここにあってここにいて、それは真である、それが存在証明……と言う話をしますとですね、リスナーの8割9分5厘が眠くなりますね。――暴言につきシャットダウンをお許し下さい――。」
霞田「なんで人は、そんな話をすると眠くなるんでしょうか?」
涼風「単調でつまらないからでしょう」
霞田「せいかぁーい」
涼風「人の台詞をパクるなぁあぁあぁーっ」
スタッフXYZ「やかましいやっ」
涼風「はい、そんな言い争いが始まった所で、“Afternoon on”ここまでです」
全「さよなら」