今日ははんげしょう、いつもなら我が家の庭先の半夏生もその特異な姿を見せてくれるのですが、今年は未だ化粧前です。
これ程ジメジメした日が続くのも珍しいと言うか、気象がおかしくなっているように思えます。
低気圧居座りのせいか体調も良くありません。寝る時間をもっと増やせばいいんでしょうが、なかなかどうしてままなりませんね~。
◇珍しく「躾け」の相談がありまして、そっちの方面では素人のポンコツは苦労しながらメールを書きました。
この手の相談もメールではなかなか本筋が掴めず、最終的には電話での会話が必要となりして、けっこう手間を喰うものです。
真意が伝わったか否かは知る由もないのですが、姿が見えないとどうしても「暖簾に腕押し」になっていないかどうかが心配なものです。
僕、病院嫌いです。
◇飼主さんからの依頼を受けて、動物病院(専門病院)に犬を連れていく場合があります。
常日頃触れ合う機会の多い我が家の繁殖犬であれば扱いも楽なのですが、他所で生まれたWanを初めての病院に連れて行くとき等
は少し気を使ってしまいます。
できたら早く帰りたい。
◇そういう時、普通は概ね予約時間の一時間ほど前に病院に到着し、少し落ち着かせてからケージから出して、病院の周囲を20分
ほど散歩します。大概の犬が散歩することによって高ぶっていた気持ちも落ち着き、周囲への余裕も生まれてくるようです。
何でも言うこと聴きますから、、
◇散歩を終えて元の場所(病院の敷地内)に戻ったら、犬を静かに座らせて「無言の時間」を数分間持つようにします。
この時、リードはテンションをかけずにルーズな状態にしておきます。慣れている犬なら、手を離して行ってもよいでしょう。
少し場所を変えてこれを数回行うと、どんな犬でもかなり落ち着きが生れてきて、自分の(今の)立場をわきまえるようです。
早く帰りましょう。
◇何かコマンドに従える犬なら、幾つかの指示(お座り、伏せ、休めなど)を出して従わせ、「結果」を認めてあげるとさらに良い効果が
表れます。
此処で言う成果(結果)を認めると言うことは、決して褒めることではありません。逆に褒めすぎると、犬が高揚して逆効果になってしまう
場合があるので注意が必要です。
今日のこの犬の場合は、「休止」(休め)をさせてからさらに横に寝かせ数分間そのままの状態でいる(じっと横たわっている)ことを指示
しました。(横になりたがらない犬の場合は、強制的に扱ってでも横にならせ、手をあててそのままの姿勢を保たせる場合もあります。
が、これにはややコツを要しますので一般的とは言えないかもしれません)。
仰せの通り寝ましたよ~。
◇待合室で他の犬などが気になって静かに待てないWanの場合は、どうしても玄関前(外)のアプローチで待たせるようにしなければな
りませんね。
そこにベンチが有れば人は静かにベンチに腰かけ、Wanは足もとに座らせるか休めの姿勢をとらせて待たせると良いでしょう。
コツは、人がもの(ベンチに限らず何でも良い)に座ると言うことでしょうか。但し膝を曲げて座りこむ姿勢は効果的ではありません、それ
にその姿勢ではすぐに疲れて落ち着きません。人がじゅうぶんに落ち着いていないと犬は落ち着けず、不安感を高めてしまうことにもな
りかねませんから、逆効果になってしまいます。
変な奴がいっぱい来るなぁ~。
◇この日連れて行ったWanは、小さなWan(小型犬)に異常に強い興味を示す傾向がありました。
そのエネルギーが、対象となった犬を怯えさせたり興奮させたりしてしまいます。そして、その様子を見て自らが更に興奮してしまうと言
う悪循環を繰り返してしまうのです。待合室は小型犬の患者さんでだいぶ混雑していました。そんな訳で、暑くても外の日陰で待ちました。
いつもは脅かしちゃうんだ。
◇自分の順番が来て獣医さんに呼ばれるまで、何頭もの小型犬が目の前の玄関を出入りしました。
そのたびごとにキッと頭をもたげて立ち上がろうとする素振りを見せますが、寸前に良いタイミングをとらえて肩のあたりを平らにした
手の指先で強く突っつき(一回だけ、ステイ又は待てと言います)ます。
ただそれだけのことで、それ以上連れて行ったWanは姿勢を崩すことは(立ち上がったり)ありませんでした。
でも、今日は眺めているだけ、、、。
◇静かにしていたことを認められて、後に簡単な言葉で褒められて満足するWan。やや得意顔になっていたのが印象的でした。
この後呼び出しがあって玄関を入り待合室へ。さらに奥の治療室まで、他の患者さん達に迷惑をかけずにゆっくり歩けたことは、Wan
にとって今日一番の良いことでした。
こんなことの繰り返しで、どんどん進化していく犬の様子を見ていると、つくづくこの犬種の優秀さに驚かされます。
良くできたでしょう~。
◇「犬の躾」で大事な時期は、牝ならば9ヶ月の頃、牡ならば12ヶ月の頃までが初期の躾を欠かせない時期といえます。
その後牝は三歳頃まで、牡は四歳頃までが手を抜かずに本格的な躾を行う時期にあたります。
最低限、「問題行動」を抱えることの無いように、正しい社会化、正しい躾を心掛けたいものですね。
○人に近づき過ぎない。(飛び付きなど)
○引っ張らない。
○地面の匂いを嗅がない。(頭を下げない)
○勝手に排泄をしない。
○吠えない。
「競技会」に出るわけではありませんから、難しいことを幾つも犬に要求する必要は全くありません。
但し、こうして欲しい、こうして欲しくないと思うことを強く心に念じて、毎日の犬の「躾け」にあたることが大事なのですね。
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
毎日の出来事などを、これからものんびりと綴ってまいります。気楽に観て頂けたら幸いです。
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