天気はすっかり回復したようです。もう暫く雪は降らないでしょう、、、。
今日は病院にて内視鏡検査の日、昨日から(飴以外)何も食べていないのでお腹がすいて落ち着きません。
朝の作業をすっかり済ませ、髭を剃ってからシャワーを浴びて、首を綺麗に洗って近くの病院へ向かいました。
途中、郵便局の信号待ちで右折帯にいたら、隣の(直進の)車の若い女性が此方を覗きこみます。
きっと、荒井由美の「ルージュの伝言」を、馬鹿デカイ音で聴いていたからでしょうね、、、ったく。
受付を済ませ、待合室で静かに本を読んでいました。20人ぐらいの人々がいましたが、そのほとんどがマスクをしています。
空気の通りの良い入り口近くで、寒さに耐えて待つ事にしました。風邪など貰いたくないですからね~。
ディック・フランシスの衿持、5ページほど読んだでしょうか、呼び出しがかかり検査室へ移動しました。
先ずCTスキャンから行うそうです。年季の入った看護師さんから、検査にあたっての注意を聞き、検査衣姿で寝っ転がりました。
横になると何処で有ろうと数秒で寝られる特技を隠し、肌寒さを我慢しマグロと化しました。
MRIと違って殆ど音がしないので、色々と思い浮かべられる時間が持てます。全て食べ物の事を考え続けて、30分ほどで撮影が
終わりました。眠いのを我慢して、着替えてから別の検査室へ。
今度は内視鏡を使って、食道やら胃の検査を行うのです。先ず血圧の測定。わざわざ血圧が上がるように何回も深呼吸を繰り返
してみましたが、無駄な抵抗だったようです。そもそもポンコツは低血圧なのですから。
今度は若い看護師さんに変わり、内視鏡の説明と検査の手順、そして検査を受ける側の心得と諸注意を固いベッドに寝っ転がって
聞きました。
「今迄の口から入れる内視鏡と異なり、鼻の穴から管を通します。嘔吐感など有りませんからご安心ください。」などと言う傍から、
「若し気持ちが悪くなったらここに吐いてしまって結構です。」「唾が飲み込みにくくなりますが、ティシュを手に持って吐き出して結構
ですから。」などとのたまう、、、、。ベリーディフィカルト!
検査開始、先ず上向きになった鼻の穴から冷たくドロッとしたゼリーのような液体を流し込みます。両方の穴に手際良く流し込まれ
るので、一瞬息が苦しくなりましたが、思い出して口で呼吸を整えました。
流し込まれたドロリとした冷たい液体は程なく口に入ってきて、それを飲み込みます。飲み込んでも飲み込んでもきりなく流れ落ち
て来て、、どうもサービス過剰のような気がします。
落ち着いたところで、次に鼻の穴の感覚を奪う為の麻酔剤が流し込まれます。これは効きましたね~
結構な刺激で、涙がどっと出て来ました。映画等でジャンキーが良くやっているストローを使ったコカインの吸引、とても真似出来な
い事が良く判りました
ここまでで、鼻の穴を通す方法の内視鏡検査とは、説明される程決して快適ではない事がよ~~く判りました。
涙の枯れる頃、ようやくカメラが鼻の穴を通される事になりました。
痲酔が効いているとは言え、これも(この作業)気持ちの悪いものですね~。胃に空気を送り込みながら管を送っていくらしく、しき
りにゲップが出たくなりますが、出してはいけませんと言われているので我慢我慢どう考えても、苦痛に近い感覚です、、、、。
痲酔の効いている鼻の穴は兎も角、喉のあたりを管がのたまわる為か、無理な圧迫感があります。痛いと感じる人もいるのでは?
まあ兎に角不愉快な時間が延々と続かなくて良かったと、検査が終わって思ったものです。やれやれ、、、。
「胃の一部分を摘まんでいますので、食べ物は消化が良くて刺激の少ないものを食べて下さい。」
「今日一日は、アルコールは厳禁です。」
「タバコは吸っても良いですよ。」
と言われて検査が終わりました。
「消化が良くて刺激の少ないもの」って、例えばどんな食べ物ですか?
「今日一日」って、何時までの事でしょうか?
アルコール度数5度位の「もの」は、コップ一杯くらいなら、、、大丈夫ですかねぇ、、、?
なんて聞いても答えてくれそうもない看護師さんの顔付に、只々うつむいて乾いた涙を拭うポンコツでした。
ほうほうの態で家に帰って、最初に口にしたもの。
いただきものの酒蔵直造の酒粕で作った甘酒。コープで買った安もののバナナ。同じくコープで購入した卵を茹でたもの。
(いわゆるゆで卵とも言いますね)それとチーズひとかけらでした。
そりゃあ美味かったですよ~。
その後、犬達のお世話などしたのですが、、なんと息が上がってしまい往生しました。糖質欠乏症ですよね~。
さて、我が家ではどんな事があっても夜のスープ作りは欠かせません。
怪我の回復に励むリハビリ中の犬のみならず、ヨボヨボと言ったら失礼ですがそれに近い犬達が何頭かいます。
そう言う犬達って、一番の楽しみ(嬉しい事)は食べることなんですね~。
でも、運動が制限されているだけに、食べれば食べるだけ肥ってしまいます。
さあ、そんな犬達にお腹いっぱい食べさせるにはどうしたら良いのでしょうか?
我が家ではそれをスープで賄っているんですね~。
其々適量のドライフードに、お腹いっぱいになるだけのスープをかけて食べさせています。
例えば運動量の少ないベス婆さんの朝食の場合、
ドライフード(ロイヤルカナン・子犬用小粒)100グラムにその日のスープ400cc、食後にヨーグルト50g水150cc
夜はドライフードの量が80グラムになって、スープをとった後のガラ等100グラム程度が加えられます。
他の犬達が好む生菌製剤のミルクはどうも余り好きではないようです。水分量は一日に1.5リットルほど与えています。
時々眩暈の起こるベス
鶏を使ったスープ
今夜は鶏ガラと手羽先を使って、濃厚ですが肥りにくいスープを作りました。
明日の朝食べさせるメインのスープですね。
ここにきて、またぞろ鳥インフルエンザが話題になっていますね~。困ったものです。
今日使う鶏ガラと手羽先は、青森の養鶏場のものになっています。いつもの岩手県産に比べてやや肉のボリュームが
軽いような気がします。
生なので、2キロパックを冷水で洗浄し次に使う分をタッパに仕舞い、冷蔵庫で低温保管します。
豚足を使ったスープ
リハビリできつい制限運動をこなす犬達用には、別に「豚足」を使ったスープが作られていて、両方を合わせて食べさせ
る様にしています。これはコラーゲンたっぷりで、関節疾患のリハビリにはかなり効果的なスープです。
今夜つくったスープは、濃厚な鶏のスープに加えて(混ぜて)食べさせられる様に、特に薄めに作りました。
3リットルの水に対して、市販の豚足1パックを使います。
煮る時間は、とろ火で60分。豚足は、スープが常温になるまで取り出しません。
高崎ハム製、270円(1パック)
↓ご覧のような白濁した、薄めのスープが出来上がりました。
リハビリ中の犬に対して、集中的に効果を得る為に与えるメインのスープとして考える場合は、同量の水に対して豚足の
量を二倍まで増やして作ると良いでしょう。かなりトロトロのスープが出来上がります。
と言うことで、スープはいつも二種類作ります。
豚足のスープ以外に、鶏ガラのスープがレバーになったり、タン(舌)になったり、ハツ(心臓)になったりします。
いずれも嗜好性が高く、どんな偏食?の犬でも食べないということは滅多にありません。
圧力鍋と寸胴鍋を使ってスープを作っている間、グルーミング中の犬達は大人しくテーブルの上で待っています。
グルーミング中に鍋の火加減を直したり、換気扇の調節をしたり、、、ちょこまか作業が中断しますが大概の犬が大人し
く待っています。
たぶん、心の中では、、、ぶつくさと言っているんでしょうね~きっと、、、。
おい、火が強いんじゃない。
タイガー、換毛になってすっかり薄着になっちゃいました。ショーはお休みです。何よりタイガーは喜んでいます
ほら、ピ~ッて鳴ってるよ。
一つ星シャーリー嬢。
大きくなって来ましたが、、、手足が長くてなんだかアンバランスです~。
そんなところが中学生達には大人気で、今日の散歩も沢山道草食べたそうです。
慌てないでね、火傷するから。
◇なんと言っても、今夜はサッカー・アジアカップ準決勝戦(対韓国戦)が有る夜なものですから、、、手早く仕事しなければ、、、。
今夜は二頭で我慢してね~~~~。がんばれニッポン!!!
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。
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