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「雪が降る」との天気予報に一夜心中穏やかではありませんでしたが、結局降らずじまいで安心したのもつかの間、
朝の７時半頃から降り始めた雪にはすっかり停滞を余儀なくされてしまいました。
９時に車検が仕上って買い物車の納車があり、他に来客も無く降り続く雪を避けて午前中はのんびりすることにしました。
本を読む気にはならず、DVDの中からいつ中断しても気にならない一本、クリントイーストウッド・「ピアノ・ブルース」を観る
ことにしました。
気乗りがしなくなった時に見るDVDとしては最高です。ファッツ・ドミノやマーシャ・ボールのピアノ（ブギ・ウギ）には、つい
感情が高ぶって目がウルウルしてしまうことも、、、、今日も危うく、、、
でした～。
「ピアノ・ブルース」見どころは、マーシャ・ボール（１１分２０秒～）ファッツ・ドミノ（１２分５５秒～）
温かいカフェオレを飲みながら、かつての名プレーヤーのピアノに魅了され、落ちていたテンションも戻った頃、降っていた
雪もあがって明るい空が戻っていました。
午前中降っていた雪が嘘のようにポカポカ陽気になった午後、先月２７日からお預かりしているＷａｎのリハビリ運動を行い
ました。
１０日間の絶対安静（排泄時以外ケージ内収納）を終えて、拳上の改善が見られた為少しづつ慎重に「制限運動」を始め
て今日に至っています。
正しい歩様で歩かせる
緊張を解きほぐし、リラックスした身体でないと効果的な「制限運動」を行うことが出来ません。
ハンドラーの気合いに押されて、緊張を解く為か何度も排便をするＷａｎ。運動を始めて三回目のウンチです。
「制限運動」は、改善すべき部位（障害を負った部分）によって何種類かの運動をアレンジして行います。
経験により考え出された運動を正しく行うことによって、障害を負った部位の基本的動作能力の回復を目指し、更に改善
される事を目的とし行われなければなりません。
オーバーワークにならないように、早期回復を目指して慎重に且つ効果的に行うことがもっとも大切なことと言えます。
下向きになりがち
躾け・訓練の仕上ったＷａｎは、初めから非常に高い制限運動の効果が得られますが、引っ張り癖が有ったり、地面の匂
いを嗅ぐ動作のつよいＷａｎは、先ず姿勢を直すことから始めなければならず、中にはかなり苦労するＷａｎもいます。
症状の改善が著しいので、今日からロングリードを使用しての制限運動も加えてみることにしました。
生後９カ月に入った牡、１０日間で５キロの減量を達成し、筋肉を落とさない為の運動を欠かさず制限運動の開始に備え
ました。歩き方だけを見ていると、普通の人には恐らく、全く問題が無いように見えるでしょう。そこに落とし穴があるのですね。
首が上がれば完全回復か
自分から進んで運動するように仕向けます。
革製のロングリードはＷａｎに与えるテンションが柔らかく、良いトレーニングが期待できますが草が濡れていたり雨の日に
は不適当なもの（リード）となります。
真似しないで下さい
励ましながら、根気良くＷａｎに付き合ってあげることも大事ですね。
殆ど声をかけることはありません。リードにかかっているテンションの強弱だけで、ハンドラーからの意志は伝わっています。
普通は厳禁ですね～
走らせてみました。ブレーキをかけるタイミングが難しく、失敗すると大変な結果を招きかねません。
喜んでダッシュしていました、成功。（ダッシュのタイミング、テンションの強弱など微妙なリードワークを必要とします。）
ナックリングも正しく行えています
クールダウン。
リハビリの最後に、必ず直進の歩様観察を行います。
真っ直ぐに歩けるということは、障害を負ったところがコントロール可能なまでに回復し始めている証拠と言っても良いでしょう。
クールダウンの第一目的は、呼吸を整え身体機能のバランスをとって、運動を終了させるという処にあります。
リードワークが大事ですね
このＷａｎ君の拳上～跛行の原因は、膝関節の障害にあります。
主食のドライフードは大幅に減らして与えていますが、骨から抽出したスープと豚足などから抽出したスープを比較的
多目に与えています。市販のサプリメント等を与えるより、目に見えて効果がありますから良く（身体に）吸収されていると
いうことになりますね。
今日は少し強めの運動内容になりました。明日の朝、最初に起きた時の姿勢がどうなるか興味あります。
４時、昨日に引き続き二回目のスタッドワーク。
かなりスムースにロッキングまでに至るも、離れるまでに３０分も要して、屋外での作業だけに寒くなってしまいました。
今夜も、ぴんぴんコロリ食を食べました。
食後の一休観
昼間に続いて、また観てしまいました。
しかしマーシャ・ボールお姉さん
頑張るなぁ～
今日のおまけ、Boogie Woogie Piano 
も一つおまけ、Dancin' The Boogie - Silvan Zingg (piano)
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者（ブリ
ーダー）の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。
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