ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 犬舎周辺の整備作業に忙殺されて~月曜日・・・

2011年02月21日 | トリプルスターの日常

  
殆ど熟睡していないままに起床時間を迎え、とっても頭が重いです。(中身は軽い筈なのですが、、、、、、)
今日は友人が手伝いに来てくれて、犬舎周りの作業にあたる日でした。
悪天候の為に二回延期されていたもので、是が非でも今日は効率良く頑張りたい処です。
10時からの作業開始を見越して、Wan君のリハビリは早朝に集中して行いました。
一晩明けて今日のWan君の様子が気になりますが、やはりごく僅かですが痛めた方の足を庇った動きを見せています。
その歩き方とは、跛行には至らないまでも極めてそれに近い状態で、足を痛めてすぐか、日にちが随分と経って痛んだところが余り
気にならなくなって来て歩くとき特有の状態をさしています。
完全回復にはこの状態が随分と長く続き、見ている方としてはとても心配になるものですが、我慢のしどころの時期と言っても良いで
しょう。
最初の「制限運動」としては、グランドの柔らかな地面のところを選んで、30メートルの直進を行き帰り5回づつ3セット行いました。
歩く速度はトロットに至らない早さ。大股で早足の速度と言って良いでしょうか、その犬が普通に歩く最大スピードの状態を保ちます。
3セット目に入る頃、ハンドリングする側の額と背中にはじっとり汗が浮かんでいます。
クールダウン~その後サークルに収納し、悪ふざけをしないハリーと一緒に1時間ほど過ごしたでしょうか。
1頭だけだと動かないので(休んでしまう)、必ずペースメーカー役のWanと組み合わせて休まず静かに遊ばせるようにします。
      
      友人が愛犬(スタンダードダックス・牝14歳)と一緒にやってきてくれました。
      
      挨拶もそこそこに作業開始。ジェネレーター用の燃料タンクを移動させたり、重い鋼材の移動などはスタミナのある昼前に
      やっつけてしまいました。
      適度に腹も空き、昼飯に何を食べるか話しあっている内に午後一時になって、東松山市内の中華料理店に向かいました。
      
      運動場に帰って仮眠をとっていると、車で1時間ほどかかるA市から膝の手術後リハビリを続けているAnnie ちゃんがやって
      来ました。
      
      Annie ちゃんは昨年10月27日に膝靱帯断裂のため専門病院で手術を受けています。
      まるまる4か月が経とうとしているわけですが、定期観察の為に来られたものです。
      早速リードを付けて、直進での歩様(前望、後望)を観察させて貰いました。
      
      それから次に、じゅうぶんにリラックスさせるために楽しい遊びを10分間ほど行って貰います。
      飼主さんは心配されていましたが、木の枝を20メートルほど投げて走って回収(リトリーブ)させる遊びを勧めました。
      術後4カ月経過した時点ではこれ位のことが難なく出来なくてはいけないのでやって貰いましたが、飼主さんは心配して
      枝を遠くに投げることが出来ません。心の内が、投げる動作に良く現れていました。
      
      動きがスムースになった時点で歩様を観察します。
      歩様観察には正しいハンドリングが求められます。
      リードに余りテンションをかけずに、Wanの自然な歩き方を観察するのです。
      
      脚の手術の場合、肩、肘、腰、膝など、どの部位の手術であっても、回復後の動き方がスムースでなければ成功例(手術)
      とは言えないと思うのですが、術後4か月目のWanを見る限りスムースに歩けるWanはそうは居ないものと思います。
      私が見てきた10数例(執刀医3名・失敗再手術2例)全てがそうだったと言うことですが、他ではそうではないのかもしれません。
       手術したのは左脚(膝)
      手術後の関節(ジョイント)の動きのぎこちなさは、適切なリハビリによって徐々に(数か月~年)改善を図る事が望まれます。
      リハビリテーションの技術如何で回復(時期)に差が出ることも有りますし、個体差によっても回復時期は異なるものです。
       一見、踏込、蹴り出しは巧くいっている
      今日来たAnnie ちゃんには、未だ脚に不自然な動きが見られます。
      不自然な動きは普通の人が見たら判らない程度のものなのですが、具体的にはハンドリングに時数センチの首の上下動が
      腕に感じられます。(連続写真を撮って記録に残します。)
       リードをかける位置
      この状態が何から(何処から)来る理由なのかは、ラブラドール特有の歩様を理解していないと判りづらいと思います。
      今回飼主さんにはリハビリ時のハンドリングの仕方をレクチャーしましたが、1か月後の成果が見ものですね。
       肩から先の腕の遣い方
◇6~7歳を過ぎて怪我をしたWanの場合(手術をした場合)特に、回復にあたっては先ず「飼育環境の見直し」を行い2度と同じこと
を繰り返さない事を心掛けます。(Wanにとっても飼主にとっても、再発は辛いものですから)
次に「体質改善」(適正体重・筋力アップ)を心掛けなければならず、その為の「給餌方法」(ドッグフードだけでは賄えない)の工夫も
行わなければなりません。そして、生涯に亘って根気良くそれを続けることが肝要なのだと考えます。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。

「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
出来る限り、お役にたてるように努力いたします。
質問の内容によっては、「ご住所と電話番号」を明記願います。 内容によっては此方からお電話させていただく事もあることを
(メールなどでは十分に伝わらないことがありますので)ご理解下さい。特に「繁殖に関わる」ご質問に関しては、電話番号の明記
をお願いいたします。


ご質問やご相談は此方まで ⇒ lab@triplestar.jp


Websiteへは此方から。

一息つかれましたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。


そして此方にもにほんブログ村ポチッと一押し願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする