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心配したほどのことも無く、雪は止んで小雨となり、白い景色はあっと言う間にもとの見慣れた景色に変わってしまいました。
午前中だけは程々の雪が残って、スキーや雪遊びに行けないＷａｎ達のうっぷん晴らしのお役には立ってくれたようでした。
計画していた柵などのペンキ塗りと不燃物の片付け作業は中止となり、先々のしわ寄せが気になることとなりました。
梅に鶯松に鶴日の出は、神々しい太陽がお出ましになりまして、晴れてしまうのかと思わせましたが、、、こんな崇め方をしていた奴がい
たなんて思いもよりませんでした、、。
裏山の薄化粧、日の出のひと時、金色に輝いて綺麗でした。
昨日から、鳥獣達はすっかり視界からいなくなってしまいました。
色々な鳥たちの啼き声（息遣い）が聞こえないだけでも、寂しさの感じられる雑木林です。
暖房の効いた犬舎から出てくる犬達の熱気で、残り雪も見る間に融けていくようです。
雪にはものを「晒してしまう」効果があります。（漂泊効果）
皮脂に汚れた被毛等は、雪の中で遊ぶことにより程良く綺麗になって、この犬種に相応しい硬い毛質を育ててくれます。
せめて一週間くらい残る雪が降って欲しかったなぁと思ってもみましたが、それはそれで厄介なことも増えることにも繋がり
、一長一短あって難しいものです。
雪の残っている内に大忙しでリハビリ犬のトレーニング。
普段自由に飛びまわれないＷａｎ達ですが、雪の中では随分と楽しそうです。
身体が冷え切らない程度、２０分ほどロングリードの範囲内で遊びました。顔が笑って、満足そうです。
人間の小さな子供達同様に、Ｗａｎ達の中には雪を食べるのが好きな奴がいます。
年がら年中雪の中で過ごすＷａｎはどんなだか判りませんが、雪の無い処に暮らす犬達は雪が珍しく、必ず口にして遊ぶ
のですね。雪が解けて喉を潤してくれる事を知ると、好んで口にするようになります。
そこで心配になるのが「大気汚染物質」のことです。この辺の上空の大気はとても悪くて、降り始めの雨は比較的濃い濃度
の酸性雨と言われています。
ちらりと降る雪の色は白くて綺麗ですが、きっと降り始めの雪には生体に良くない毒素なども多量に含まれているのでしょうね。
雪は午後になってすっかり消えました。
犬達にとっては良い気晴らしになった筈です。
人間達にとっては良い（恵みの）お湿りになって、雪かきなどで苦労する仕事もなくて、腰を痛めずに済んだようです。
めでたしめでたしの雪日和だったと言うのは、、、、少し言い過ぎでしょうか？
今日雪の中で遊んだ犬達の給餌量は、特別な子を除いて通常の７０％としました。
そのかわり温かなスープと、ヨーグルトを入れた特製ミルクは其々５００シーシーと普段より多く与えました。
他に給餌の時にも水分を摂りますから、今日の水分摂取量は成犬一頭当たりおおよそ１．８リットル程になったでしょうか。
市販のヨーグルトを使ってね近県（神奈川県）の方からご質問がありました。
犬に与えている「ミルク」の事でした。
粉体の生菌製剤は簡単には手に入らないと言う事でしたので、手軽に作れて日常的に飲ませれば健康維持に役立つ
「ヨーグルトミルク」の作り方としてお教え致しました。
◇コントレックス１．５リットルボトルを用意して下さい。
ボトルから３００ｃｃをコップに注ぎ、喉が渇いていたらすぐに飲んでしまいます。（便秘の方には良く効くそうです）
量の少なくなったボトルに、６０グラムのカスピ海ヨーグルトを入れます（じょうご等を使って）。
更に３００ｃｃ弱の牛乳（低脂肪乳でなくても良い）を入れてボトルを満たします。
ボトルを良く振って、水と混入物とをよく混ぜ合わせます。
温かめ（室温２０前後）の部屋でミルクは徐々に発酵し、そのままで丸一日は持ちますから冷蔵庫には仕舞いません。
給餌の時にフードにかけて与えたり、排泄後の給水時に与えたり、成犬で一日一本を目安に与え続けると良いでしょう。
普通の水で作っても良いのですが、水に含まれるカルシウム成分は期待できなくなります。
当然のことですが、与える量は個体によって異なります。愛犬に適した量（軟便にならない程度）を与えるようにして下さい。
過去に関節を痛めてしまったＷａｎや、手術などを行った経緯のあるＷａｎなどには、是非毎日飲ませて戴きたいミルクです。
土曜日なので、いささかカロリー過多でした。 
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者（ブリ
ーダー）の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。
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