四代目こと私の娘が産まれて最初の一年が終わりました。
世間一般の日本人のお母さんに比べて、そうとういろいろ破天荒な母親ではありますが、何とか無事に一年目を乗り切れて良かったです。
誕生日が終わり、今日から二年目に突入です。
二年目も破天荒な母親として頑張ります。
べつに狙って破天荒にしている訳じゃないんですが、普通にしようったって私の場合無理な話だし、まぁそもそも「フツウ」って何なのさ、と常日頃から思っている私です。
世の中にはいろんな人がいてしかるべきだし、いろんな人がいた方が楽しいに決まっているし、そういうコトを己の破天荒な生き様によって、自分の娘にも伝えていきたいと思っています。
できうるならば、何かをねだる時に「みんな持ってるんだから買ってよう!」じゃなく、むしろ「みんな持ってないから買ってよう!」という方向のねだり方をする子供に育ってくれれば、母親としては本望です。
あとはそうですね、基本的なことですが、裏表の無い人間に育ってもらいたいですね。
変に世渡り上手になっちゃうよりも、たしょう損をしても嘘や偽りの無い、良い意味で不器用な人間になって欲しいものです。
ウチの祖父がまさにそういう人なんですが、その為に色々大変な思いもしたようだけれど、とにかくあらゆる人から愛されていました。
母である私が自分の殻に閉じこもるタイプなのにも関わらず、娘の心は常に外に開いていて、人と触れ合うのが大好きなフシがあります。
なので、ぜひともそのまま育って祖父のように真っ直ぐな人になって欲しいです。
世の中の多くのお母さんに比べると、私は教育に対して熱心ではないかもしれません。
もちろん、家業の方面ではスタジオM四代目に相応しい素養を身につけてもらいたいと思っていますし、そのために三代目として出来る限りのことをしていくつもりですが、一般的な学業に関しては、もう本人のやる気次第でいいんじゃないですかねというノリです(笑)。
きょくたんな話、学校は行きたくなきゃ行かなくたって良いよと言っておくつもりです。
もし子供にとって学校が居心地の良い場所でなかった場合、学校が人生のすべてだと考えていると、その絶望は察するに余りあります。
しかし、学校に行かなくても居場所は他にもあると知っていれば、たとえば同級生や先生にいじめられたとしても、自分を追いつめるほど苦しまずに済むはずです。
学校に限らず、自分の世界が狭いと、あらゆる場面で絶望したり、小さいことにくよくよしたりしがちです。
ですから、娘には広い視野を持って欲しいですね。
私が生後すぐから彼女を家の外に出し、多くの人と接したりさせているのは、そうやって彼女の世界を広げるのが親としての責務だと思っているからです。
まぁ、いかんせん破天荒な母親の考え方なんで、私の言っていることは一般的な親とはズレているかもしれませんね。
とはいえ、今まで付き合った一年間を見て来た限り、娘もそうとう我が道を行くタイプのようですから、ある意味バランスが取れていると言えましょう。