舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2014メリーモナークDVD

2014-10-03 05:24:01 | メリーモナーク
今日ようやくメリモDVD(のうちの一本)を通しで観ることができました。
発売から一ヶ月以上…初めてまともに見られてウレシー
まぁ一度にまとめて観ようとしないで少しずつ観ていけば良いんですけれど、一組観るとどうしても続けて観たくなってしまうため、時間がなくちゃ無理なのです。
あんのじょう全部観たらこんな時間だ。だが後悔はしていないッ。


DVDの近い映像で観ると、客席から観た時には分らなかった事が色々分って楽しいですね。
フラはやはり感情表現がキモですから、可能であれば細やかな表情まで見えるくらい近距離から観るのがベストだと思います。
そんなわけで、毎年現場に行っていても必ずDVDもゲットしているのでございます。


特に今回はメリモDVDをゲットしたウチの生徒さんたちの為に鑑賞ガイドなんて物も作ってみました。
このブログに書いた内容から特におすすめの演目を抜粋し、さらに個人的見解も加えた代物です。
何しろ全部観ると82曲&特典映像の大長編だそうですので、とりあえずどこから取り掛かればいいかの参考にして頂ければ幸いです。


大長編ではありますが、数日かけてでも絶対に全部観た方が良いです。
教室やクムのお名前をあまり知らない方であっても、82曲をひととおり観ていくと、最初はみな同じように見えても、だんだんに教室や系統ごとの違いが分って来て、さらに自分の好みもハッキリして来ると思います。

もっとじっくり観ていくと、一見したところ一糸乱れず揃えていても、群舞の中に特に素敵なダンサーがキラリと光っているのが見えたり、衣装や選曲にもトレンドがある事に気づいたりなど、観る度に新たな発見があるのがメリモのDVDです。
やみくもに自主トレするより遥かに勉強になったりしますから、9,500円は決して高くない!って私はセ●ノさんの回し者じゃないスけどね(笑)。


あ、回し者じゃないんで思った事を遠慮なく言っちゃうんですが。
今年のDVD、ときおり音と映像がズレてるような気がしませんか……???
どうも音より映像の方がちょい早いような気がして仕方ないんですけど…。

そう思ったのはアウアナのアロハ先生のカネ、音楽に対してどうもタイミングがズレている。
アロハ先生のところは決して音より先に動いちゃうような残念なお教室ではありません。
これはおかしいと思って観ていたら、ミュージシャンの方の演奏の手も音と映像がズレてる気がする!
さらに別のグループのクイの足音やカーヘアと口の動きも完全にズレてる!!
音と映像のタイミングが合っている(ように見える)演目もあるんだけど、一部の演目は観ていてどうにも背中に髪の毛が入った時のようにムズムズするレベルにズレているように感じました。


う~む、どうしてこうなった…。
光より音の方が伝わる速度が遅い以上、仕方がないのかしら(※完全文系人間による不確実な知識ですので理系分野について怪しい事言ってたら軽く聞き流して下さい)。
でも今までのメリモ映像でここまで映像と音の乖離を感じた事は無かったような気がするぞ…。


気を取り直して、内容の話に参りましょう。
先程言ったとおり、現地で観ている時には気づかなかった事も色々発見しました。


衣装の生地の質感や微妙な色合いは、その際たる物と言えましょう。
やはり会場で遠くの客席から観ているだけだと、いくらオペラグラスとカメラのズームを駆使しても限られた演技時間内でそこまで細かくは見えません。

アップの映像で観て衣装がとりわけ素敵だと思ったのは、マウイ島・イリアヒさんのカネチームでした。
マウイ島の曲と言えばピンクが鉄板で、今回もマウイ島の曲にピンクを使ったチームがいくつかあり、一口にピンクと言っても随分色々あるんだなあと改めて感心したものです。

その中でも、個人的な感想ですとイリアヒさんのシャツに使われていた上品なピンクは特に良かったですね。
レイにもちゃんとシャツに合った色のロケラニが使われていましたし、サッシュベルトはもちろん、スラックスもこのピンクに合った色合いでセンスの良さを感じさせます。

ホントに「一口にピンクと言っても色々ある」ので、ピンク同士で組み合わせれば合うかと言ったら決してそんな事は無く、むしろピンクと呼ばれる範囲がなまじ広いぶん事故も起りやすいのです。
そんな中でイリアヒさんのように全体の配色をセンス良くまとめられると素敵ですね。
ダンサーの衣装が素敵なだけに、あの時の先生の服装に関してますます謎が深まってしまったぜ。

フラの衣装にも時代によって流行り廃りがありますが、せっかく流行を追っても、色合いやレイとの相性などを間違えると途端に安っぽくなったりダサくなったりしてしまう事があります。
また生地の素材感も重要です。素材と色の相性によってグッと魅力が増す事もあれば、逆に何だかネグリジェみたいになってしまう事も!?(笑)
やはりこれも最終的にはクムや衣装をコーディネートする人のセンスが重要ですね~。


衣装だけでなく、踊り方もアップで観ると印象が変わってきます。
とりわけハワイ島ヒロのカヒキラウラニのカネダンサーの皆さんのレベルの高さにはひたすら感嘆しました。

会場で観た時から素敵だなぁと思っていましたが、アップの映像だと新たに振付の難しさや一糸乱れぬ群舞としての完成度の高さなどもよく見えて来て、ますます良いと思った次第です。
ステージのバミリ(ってありゃバミリじゃなくて板の継ぎ目のテーピングだけどw)をフルに活かして歩幅までキッチリと揃えられていて感嘆しきりです。2位なのも納得。群舞はああでなくちゃね。


そんな素敵なカヒキラウラニを押さえて1位になったカレオさんのカネダンサーも改めて観たら本当にスゴかったです。
カヒキラウラニの少数精鋭を活かしたきめ細やかな演技とは好対照な、大人数ゆえの大迫力!
こないだも言ったように、「フォーメーションでも歌詞の意味を表している」のよね。歌をよく聴きながら観ているとさらに感動する事請け合いです。
ホークーレア号を模した最後のポーズも素晴らしいです。


作り手としてはあんな風にフォーメーションを生み出したいと願ってやみません。
もっとも、劣化コピーでは恥ずかしいので(笑)、あのフォーメーションを目標に新たなものを創り出すぞ~。お~

というわけで明後日は某イベントのリハーサル!皆さん頑張りましょうね!






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