舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

明日があるさっ

2009-04-11 23:46:30 | ダンス話&スタジオM
連日連夜、準備とレッスンを重ねてきた「フェスタmy宇都宮」が、いよいよ明日となりました~

いや~、我々もこのタイミングでなんだかいろんな用件が重なっちゃっておそろしく忙しかったけど、生徒さん達も新年度の慌ただしい中、精一杯レッスンを頑張ってきましたよね
明日はその成果を存分に発揮できるよう、メンバー一同、誠心誠意踊らせていただきますです

今日は最終レッスンだったわけですが、本番を目前にぴりぴりムード...なんてのとは無縁なのがうちのスタジオです(笑)。
いえ、もちろん「さぁ、これで本番は完璧に!」とか言いながら頑張っているわけなんですが、それでも、第一に楽しさが先行するんですよね、うちの場合。
練習してて、この期に及んでけっこうヤバい間違いをやっちゃっても、みんな(※指導者含む)爆笑&ツッコミこそすれ誰も怒らない(笑)。
ま、イベント出演ってのはそれで丁度良いんだと思います。特に明日のイベントはお祭りですしね。

んで、そんなレッスンのあとマミちゃんが明日のために第一にやったことと言えば...そうです。ビジュアル的に最適なスーツケース選びです。
なんだか、「この格好で持ち歩く可能性が一番高いし...」とか呟きながら逡巡していましたよ。ってか、容れ物など何でもええやん...とは間違っても思わないところがこの母なんですねぇ。
うちにはほとんど同じサイズのスーツケースが仕舞いきれないほどの量ありますが、こうしてコーディネイトを考えて使うんじゃ、尋常でない量のコレクションもむべなるかな。

(ラナちゃん用語解説:「むべ」=宜。「うべ」とも。「尤もである」の意。)

明日の天気予報は晴れ
どうやら気温もわりかし暖かそうですし、衣装で存分に練り歩きたいと思います
素敵な衣装の人を見かけたらそれはスタジオMのメンバーですので(笑)、会場で見かけたら声をお掛けくださいね

総仕上げ

2009-04-10 23:35:44 | ダンス話&スタジオM
フェスタmy宇都宮がいよいよ明後日になり、どのクラスも最終レッスンに入っております

あんのじょうつい話題がランチ方面に逸れることも稀ではない(そもそも「午前の部」と「午後の部」を「食前の部」と「食後の部」とか呼んでる時点で...)我らがスタジオMですが、だからって真剣味に欠けてるわけじゃーないのよ、断じてッ。こういうノリなだけです。

最終レッスンともなりますと、先日行われた合同リハーサルの甲斐もあって、フォーメーションの精度もだいぶ上がってきました。
「まずは午前の部!」「じゃ、午後の部行ってみよー」などとくるくる切り替わっても、ここまでくればあんがい無問題なものです。

そうそう、舞台の形もサイズもまったく違うので、同じ曲でもフォーメーションが午前と午後ではだいぶ異なります。
特に合同のフラですね。コレに関しては、ほとんど別物のフォーメーションを二種類やってる感じです。
午前も午後もフラを踊る生徒さんたちは、練習中に頭をスイッチするのがけっこう大変みたいですが、当日は二つのステージの間に2時間以上ありますから、切り替える時間は十分にあると思います。


では、改めて当日のスケジュールをご紹介しておきましょう。

(1) 10:50~ 国際交流ステージ

大展示場を出てすぐのところにある「国際交流ひろば」のステージです。
一曲目はスタジオMのフラから始まり、そこに読売とティアレのメンバーも加わって、合同で豪華に参ります。
続けてベリーダンス。狙いどおり、エロかわでなかなか良い感じの衣装が出来上がりました。

つまり国際交流はうちのステージのダイジェスト版、よくディナーショーで食事前にちょっとだけチラ見させてくれるプレショーのような内容にしてみました。
時間は少ないけれど、その分密度の濃いステージをお届けしようと思っております


(2) 13:20~ マロニエステージ

国際交流より大きなステージに合わせて、より大勢で・よりゴージャスに踊ります
というわけで合同フラの曲目も増えます。読売とティアレ、つまり新作貴婦人ドレスの2クラス合同による曲ですね。
読売のドレスもようやく出来上がりました。ティアレと同じ形とは思えないくらい全然違う感じだけれど、こちらも華があって素敵...

さらに、宇都宮市のサークル「ミヤヒーリングスクール」と「ハイブリッジ」の2クラスもメンバーに加わります。
いずれもうちではわりかし新しいクラスです(なんたってうちは10年20年の生徒さんが大勢いますからね)。
人数も雰囲気も衣装もまったく異なる2クラスですが、いずれもメンバー同士の仲がとても良く、今回の出演のために一生懸命練習を重ねて来たことは同じです。
ぜひ、温かい目で応援してくださいまし♪

最後はもちろんベリーダンスです。
そういえば、前回のフェスタではスケジュールの関係でジプシーしかお見せできなかったんですよね。
アゲアゲの曲とエロかわ衣装で、二年分楽しんで踊ろうと思います!!

ちなみにマロニエステージは大ステージと小ステージが交互に使われます。
つまり、ステージ終了後に慌てて撤収しなくていいってことですね。
折角なので、この広いスペースと中間の時間を使って、フィナーレ終了後に記念撮影に入りたいと思います♪
こんな時でもないと、80人近い出演者が全員で写真を撮れる機会って滅多にないですものね。わくわく。

...あ~、ただバックのおめでたすぎる紅白幕だけは、撮影時にどうするか考えとかなくちゃ。
あれとベリーダンスのピンク柄物衣装が混在した絵柄を考えると......むぅ~~~(笑)。

白ラメフレンチ

2009-04-09 22:49:03 | 徒然話
今度の日曜のフェスタmy宇都宮を前に、ジェルネイルのお直しに行ってまいりました。
レッスン前に行ったのですごく早朝に。私にとっては常識的に起きている時間ではなかったので、ネイリストさんには申し訳ないことに、途中何度もガクガクと舟を漕いでしまいました

それにしても、ジェルネイルでストーンをつけた時の問題は、落とすのにおそろしく時間がかかることです。
今回も先月の「Stパトリックスデー・ネイル」の時につけたシャムロック型のストーンを落とすのに、一時間以上かかってしまいました。

しかし、それを考慮に入れてもなお、一回のお直しで約一ヶ月保ち、乾かす時間も必要ないジェルネイルは、時間の有効活用という点で非常に良いです。
家で自分で普通のマニキュアを塗ったりしたら、塗って乾かしているうちに平気で数時間経ってしまいますものね。その間、他のことはほとんど出来なくなってしまいますし。
我々みたいに時間配分がヘタクソですぐ時間の足りなくなってしまう人間からすると、ネイルにかける時間を月一にまとめられるジェルネイルは、まことに助かる存在と言えましょう。

今回は先述の「ストーンは落とす時に時間がかかる」ということを考慮し、ラメを使っていただきました。
それも、フレンチに見えるよう先端だけ白ラメです。
白ラメには二種類あったので、オーロラっぽい光を放つ方にしていただきました。
私より一足早くお直ししたマミちゃんのラメフレンチを見て学習した結果、たんに白ラメだけでなく、光らせるための他色のラメも少し混ぜてみました。
混ぜた段階で見るとけっこうグレイっぽいけれど、塗ればちゃんと白に見えます。

ベースはもちろんクリアです。コレが一ヶ月保たせるためのコツですね(笑)。
爪が伸びて土台が丸見えになっても、ヘアカラーで言うところのプリン状にならないで済むために、根元の近くはクリアにしておくことをおすすめします。

ブレンドラメを2重に塗っていただいたら、ラメだけでもしっかりフレンチに見える指先が完成いたしました。
ブレンドした甲斐あって、光を受けると複雑に派手にキラキラします。
フェスタに相応しいネイルと言えますな

ところが、うちの生徒さんのネイルの方が「相応しい」という点で遥かに上を行っていました。
マミちゃんとたまたま同じ日に来店したその生徒さんはな、な、なんと、指先をベリーダンス衣装と同じ柄に染め上げていたのです!!!
今回のベリーダンス衣装といえば、前にもお話しした「エロかわ」系のかなり派手派手な柄です。
あ、あの柄と同じネイルってどんだけ~!?!?...ま、可愛いからイイですけどね

その生徒さんももちろんマロニエにご出演されますので、当日エロかわなベリーダンス衣装で練り歩くダンサー達を見かけた方は、どうぞ指先にも注目してみてくださいまし

リストランテ・パラディーゾ

2009-04-08 23:37:10 | 徒然話
今日は予告CMの時点でものッすごく気になっていたアニメ『リストランテ・パラディーゾ』の初回放映日でした。
もちろん、もちろん観ましたとも。
こんなカレセン向けの番組を、この私が見逃すはずがありません。

カレセン...。「カレ」は言うまでもなく「枯れ」のことで、具体例を挙げるならおヒョイさんに萌える貴女はカレセンである可能性が高いです。
「キムタクなんかよりおヒョイさんの方が断然良い」と言い切れる貴女は、ほぼ完全にカレセンです。つまり私の同志です。酒を酌み交わして語り合いましょう。
いえ、別にキムタクが良くないってわけじゃないですけど。個人的な好みの問題で。

私は純粋な(?)年上好きなので、もちろん「枯れ」ている殿方だけが好きなわけでなく、ジョージ・クルーニー様のように若々しくエネルギッシュな年上男性も大好きです。
ただそのジョージ様でさえあと20年経ったら程よくイイ男にとか思っているあたりがカレセンです。
もちろん、究極の理想はショーン・コネリー様だと思っています。

ちなみに、いつも言っているように私は「若さ」も「枯れ」も実年齢ではなくその人のありようだと思っているので、きょくたんな話、同年代でも年上の範疇に入ることもあります(笑)。

ともかく、このアニメに出てくるのは完全なる年上、それこそお孫さんとかもいる老眼鏡紳士達がこれでもかと出てきます。
それもそのはず、作品の舞台はスタッフ全員が老眼鏡紳士のレストランなのですから。
そうそう、「老眼鏡紳士」は「老いた眼鏡の紳士」ではなく、「老眼鏡(ろうがんきょう)の紳士」なんですねぇ。
だからみんな鼻眼鏡です。萌え~。
しかも、老眼鏡でないと勤めていられないものですから、伊達眼鏡の人もいます。萌え萌え~~~。

こういう倒錯的志向の人間は私だけではないらしく、このレストランは老眼鏡紳士目当てに通い詰める女性客で、つねに満席状態という設定です。
視聴者にもカレセン向けサービスがふんだんに取り込まれており、人差し指で眼鏡を押し上げる仕草などフェチ向けとしか言いようがありません(なんたって今日の放映だけで違う人物に2度もやらせてましたからね)。
尤も、私は人差し指よか中指で押し上げる方が好きだけどなっ。(←※重症フェチ)

もう、ただただ私のようなカレセンを萌え殺すためだけに作られたような作品ですが、このカレセン天国の作品にたった一つ、水を差しまくっている要素が...。
それはヒロインのコムスメです。

このコムスメに感情移入することさえ出来れば、きっとこのアニメを一点の曇りもなく愛することが出来るのでしょうが、私はちょっと彼女に自己投影することは出来ません。
だってこの人、年上の愛で方があまりにも私と違..ッ!!!

第一に、老眼鏡紳士達に向かってタメ口というのはどうよ。
カレセン云々以前に、年上には相応の言葉遣いってもんがあるでしょー!?
しかも旧知の仲ではなく、つい数日前に会ったばかりの間柄でですよ。そりゃ、彼女はオーナーの奥さんの娘だから立場がそうさせてるのかもしれないけれど、ファーストネーム呼び捨てはいただけません。
紳士の方から「私のことは○○とお呼び下さい」って申し出があったんならともかく...ねぇ。

さらに、若気の至りというべきか意中の紳士に対しカレセンにあるまじきガツガツした迫り方をするところも、共感できないポイントです。
このコムスメったら、第2話にして早速紳士を部屋に連れ込み押し倒しちゃうんですよ。あくまでも相手は紳士ですから、間違いは起きませんでしたが。

渡辺淳一先生のようなタイプの年上男性(笑)が相手ならともかく、一般的に「枯れ」を愛でる女性は、あんな迫り方をしちゃいけません。美しくないッ。
「オータム・イン・ニューヨーク」のように、カレセンの品格を失わないペースで愛を育むべきです。
ヒロインの彼女も、意中の老眼鏡紳士に相応しい女になるためにも、早くその品格を身につけてもらいたいものですな。

しかしこのアニメ、毎回カレセンを悩殺するばかりではさすがにネタが尽きてしまうでしょうから、今後なにがしかの展開はおこるのでしょう。いまのところ、その気配はまったく感じませんが。
ここまで先の見えない作品も珍しいです。ま、「私は説教くさいとこが可愛いルチアーノがタイプ」などと老眼鏡紳士達に癒されつつ、今後の展開を楽しみに見守ろうと思います。

秒読み

2009-04-07 23:13:12 | ダンス話&スタジオM
長らくお待たせしていたモードな読売ドレスが、ようやく届きましたー!!

早速、今日スタジオに来た生徒さんに着ていただきましたっ。その方はスタジオと読売と両方のメンバーなので、うちのレッスンで一足先にお会いできたんですね。
思ったとおり、かなり美麗もの凄くシルエットが綺麗です!
ドレスの色は赤なのに、「黒い服よりスタイルよく見える!!」との評判でした(笑)。

そう、「コレって膨張色だし」などと言って敬遠しがちな色は確かにありますが、シルエットいかんによってはそういう色だっていくらでもスタイルよく見せることが可能なのです。
また、一口に赤と言ってもいろいろありますしね。そこの選択を誤らないことが大切です。
「色」「柄」そして「シルエット」、三拍子揃って初めて美しいドレスが誕生するのです

実はこの柄、今回のデザインを既に念頭に置いた上で、相応しいものはないかと思ってようやく探し出した生地なのです。
見つけた時はまだ日本未上陸でした(笑)。
一目惚れしただけあって、柄の浮かび上がり方がなかなか立体的で素敵です。
「デザイン先行で生地を選ぶケース」と「生地からデザインの着想を得るケース」、うちの場合は両方ともありますね。

一方、生地違いでお揃いのデザインの「ティアレ」の生地は、少し前にやはり一目惚れして買い占めておいたものです。
それが偶然にも今回の新デザインのイメージにぴったりだったのですね。
デザインのイメージと生地の分量(あるだけ買い占めたのみなので大人数の分は無かったのです)がどちらも揃ったからこそ出来た運命的な例と言えましょう。

スタイルがよく見えるにも関わらず、着心地がいいのも助かりました。
よかった~、これでフェスタmy宇都宮の日も楽しくランチできる~
あ、ちなみに生徒さん達が話し合いを進めていたケータリング・ランチの件は、取りまとめてくださった方の尽力のかいもあって無事にまとまり、かなりの人数で一緒にいただくことになりそうです(笑)。
我々もこの着心地の良い衣装に気を良くし、思い切って一緒にお願いしました。
...食べられるといいけど...
丁度桜が満開の頃ですし、景観の良い所でビニールシート広げて食べたいくらいの勢いですね。

なんかすごい呑気な感じになってますが、まぁこれはお祭りイベントですから、このくらいのノリで丁度いいのかもしれません
そもそもうちは「楽しくてナンボ」が信条ですから。
というわけで、美しい衣装を着ているのに口周りにミートソースがくっついてる人がいたら、それは私かマミちゃんかスタジオMのメンバーかと思われます(笑)。
ってか、ミートソースこぼしたり口周りを乱したりしないように気をつけよう........。

しかし呑気なことばかりも言ってられません。
いえ、呑気なのも楽しいのも大いに結構なのですが、しっかり遊んだぶん、やるときゃやらなくちゃね。
というわけで今日はフェスタのリハーサルと平行し、来月の骨髄バンクに向けての新曲も練習しました。
今日から入ったのは官能的な歌声に痺れるジプシーダンスです。
ボリウッドも新曲に入ったし、フラも間もなく入るでしょう。

こうして、終わりの無い毎日は続いてゆくのですね。

The Duchess: ある公爵夫人の生涯

2009-04-06 22:54:24 | 徒然話
1月に乗った飛行機の中で観て以来、ずっとご紹介したかった映画がついに日本で公開される時がやってまいりました。
『ある公爵夫人の生涯(原題The Duchess)』です。

舞台は18世紀の英国、つまり服装や建築物(って英国は当時のものを今でも使っている素晴らしい国ですが)、小道具に至るまで、時代背景が私の理想にドンピシャです。
特にこの映画のヒロインである公爵夫人=ジョージアナさんはこの時代のファッショニスタ、流行を生み出す女性として民衆から慕われていた人物です。
だから第一に、この映画の魅力はそのファッションであると言えます。
マミちゃんなど最近流れている短いCMを観ただけで「この映画いい! いい!!」とコーフンしております。

しかし、もちろん私が気に入ったのはこの点だけではありません。
この映画、ストーリーがとにかく私好みだったのです。
ただしオチは除く、という条件付きではありますが。
なんでそんな条件がついてしまうか説明するために、物語をさらっとご紹介しましょう。
以下オチまで容赦なく書きますので、ネタバレがお嫌な方は、どうぞ読み飛ばしてくださいまし。


18世紀の良家の子女ジョージアナのもとに、公爵との縁談話が持ち上がります。
公爵はかなり年上であるとはいえ、願ってもない良縁です。喜んで申し出を受け入れ結婚した...のはよかったのですが、結婚当初から公爵はどうもジョージアナに興味が薄い様子。
にしても、胸がないと言ってもあんなに綺麗なジョージアナ(つーかキーラさん)に愛を感じない公爵、完全に莫迦です。
何年経っても女の子しか生まれない(=世継ぎが出来ない)ことも、公爵の愛をさらに遠ざける結果になってしまいました。
公爵は飼っているワンちゃんにばかり愛を注ぎ、あまつさえ、他の女性と浮気までする始末。
そんな心の隙間を満たすためか、ジョージアナがハマったのがファッションでした。
彼女の独創的でハイセンスな装いは社交界の注目の的となり、多くの人の支持を得るようになっていきます。皮肉にも「彼女の夫以外の全英国人が彼女を愛している」とまで言われるようになりました。

そんなおりに出会ったのが新進気鋭の政治家・グレイです。
いえ、「出会った」というのは正しくありません。彼はもともと独身時代のジョージアナの遊び友達の一人で、数年ぶりに再会したのです。
これから政治の世界をわたっていこうとするグレイのために、ジョージアナは自らへの民衆の支持を用い、グレイの応援演説に立つことによって、彼はめでたく選挙に当選しました。

しかし、そんな華やかな表舞台での活躍とは裏腹に、彼女のプライベートは悪化の一途をたどります。
なんと莫迦公爵が今度はジョージアナの大切な女友達に手を出してしまったのです。
更に悪いことに、その女友達が産んだ公爵の子供は男の子でした。
公爵は息子をかわいがり、女友達を公然と家に住まわせ、家庭でのジョージアナの場所はほとんどなくなってしまいました。

そんな彼女の傍らにいた男性こそ、そう、グレイです。
ジョージアナの独身時代からずっと彼女のことが好きだったグレイと、莫迦公爵との結婚生活に絶望していたジョージアナは、瞬く間に恋に落ちるのでした。

じゃあこのままくっついちゃえよ!という当然の意見の前に立ちはだかったのが、そもそもの元凶である莫迦公爵です。
莫迦公爵は二人がくっつくことを断じて許さず、ジョージアナの産んだ娘達をカサに、二人を無理やり引き離します。
もちろん、自分が囲ったジョージアナの女友達はそのままにしといて、です。
グレイは公爵邸まで乗り込んでジョージアナを追いますが、ついに報われることはありませんでした。

ほどなくしてジョージアナが産んだグレイの子は、グレイの姪ということで彼の家に引き取られ、ジョージアナは公爵とヨリを戻しました。
もちろん、自分が囲ったジョージアナの女友達はそのままにしといて、です。

けっきょくジョージアナは莫迦公爵と女友達の3人で暮らし、彼女自身の遺言によって、ジョージアナの死後はその女友達が妻の座におさまりました。


何じゃそのオチはぁぁぁ!?!?!?


う~、うう~、オチに対して言いたい事があり過ぎるッ。
しかし、この最低なオチのことだけ喋ってたんじゃこの映画のどこがいいか一つも説明できないから、とりあえずツボな点から話していきましょう。

言うまでもなく私のツボはグレイ氏です。
素敵だ、素敵すぎるよグレイ。もろ私の好みのタイプだよ。
何が好きって、「長年思いを秘めていたくせに、いざとなったら掌を返したように情熱的」な人が私は大好きなのだッ。(※ツンデレとは若干違)

そもそも私は安直に告白するのが好きじゃありません(ましてや無理くり手を出すなんざ論外だ、源氏!!!)。静かに、しかし一途に炎を燃やしつづけるのが美しいのです。
ましてやジョージアナみたいに愛する人が結婚してしまったのなら尚更です。
あ、でも本当は彼、一度はジョージアナに告白しようとしていたみたいなんですよね。「ゲームに勝ったら好きなものをあげるわ」とか言ったジョージアナに対し、彼が何か答えようとした矢先、ドンピシャの最悪なタイミングで縁談話が来てしまったのです。
それっきり思いを胸に秘め、でも彼女を忘れられなくて、彼女に熱い眼差しを注ぐグレイさん、やるやる~~~。

本当に好きなら、相手の気持や立場を慮っておいそれと口に出さずにおくべきだし、ましてや本命の相手が手に入らないなら第二希望で...などもってのほかです。
これ、ほぼ源氏の君に対する個人攻撃ですね(笑)。

それで、いろんなことに傷ついてボロボロになったジョージアナを深い愛情で受け入れ、そうなったらもう彼女への迸る情熱を隠そうともしなくなるところが最高に好きです。
ってか、いいタイミングだったねグレイ(笑)。確かに、愛する人が失意の時こそ一番ゲットできるチャンスですよね。まぁ、それもひとえに一途に思い続けたおかげってことで、役得も当然です。


そ、れ、な、の、にッ!!!!
こんな情熱的に恋に落ちた二人が、こ~んなあっさりとバカ公爵に引き裂かれておとなしくしているなんて、私にはシンジラレナーイッ!!!!!


まぁジョージアナはいいでしょう。「おお、ジョージアナもついに運命の相手に気づいたか」と期待した私の思惑は裏切るけど、最初から心の隙間を埋めるための恋だったのかもしれません。
しかし、あんなに長きにわたって思い続けていたグレイが、なぜもっと抵抗しない!?
いえ、抵抗はしました。彼は十分に頑張った。ジョージアナの家まで乗り込んでいって思いの丈を訴えましたものね。

だが、引き裂かれてすぐ他の女性と結婚するなんて絶対許せない~~~!!!!!

そう、なんと彼はけっこうあっさり他の女性と結婚してしまうのです。
嘘でしょグレイ。そこはアンタ、ジョージアナを思って一生独身を貫くとこでしょー!?!?

...ううぅぅ、つらいけれど、何たってジョージアナもグレイも歴史上実在した人物だから、彼らが莫迦公爵とヨリを戻した/さっさと他の女と結婚したという事実がある以上、美化したら嘘になってしまうものな。
そういうとこが歴史物の作品のつらいとこですよね。
新選組がどんなに好きでも、新選組が勝った日本を描いたら最早歴史物とは呼べなくなってしまいます。

だからこの酷いオチには進んで目を瞑り、ジョージアナに情熱的な片思いを捧げていたグレイの姿だけを思って、私はこの作品を「好き」と言っております。
CMではスキャンダラスな話だと言って煽っているようですが、私は少なくともあのグレイの思い方はそんな浮ついたものではなかったと、今でも信じておりますわよ。
...信じるためにも、オチは豪快に無視ッッ!!!

リハーサルっ!!

2009-04-05 22:24:08 | ダンス話&スタジオM
一週間後の日曜日に迫った「フェスタmy宇都宮」のリハーサルが無事、終了いたしました~
「無事」つっても、けっきょく予約してあった時間内では足りず、一時間延長したんですけどね。...ってカラオケか!?

時間がかかってしまったのも仕方がありません。
なにせ今回、お蔵出し曲の割合がもの凄く多いのです。
いろんなイベントで何度か踊ったものであれば、この立ち位置で踊るのは初めてでもだいたいの流れがつかめているのですぐ出来るようになるのですが、初めて踊る曲は何しろ手探り状態。
立ち位置を作ったマミちゃんであっても、紙の上でしかシミュレーションしていないため、じっさいに生徒さん達に動いてもらった結果、微妙に軌道修正をしなければならないことも少なくないのです。

今回はお蔵出しが多い分、あまりアレもコレもと欲張りすぎず、一曲ずつの完成度を高める方向に頑張りました。
今日のリハーサルに出た皆さんはそれこそ洗脳のように何度も入念に練習しましたから、まぁまず問題は無いでしょう!!

お蔵出しの曲が多いということは、お蔵出しの衣装も沢山あります。
今日は宇都宮のフラサークル「ティアレ」の皆さんが昨日完成したばかりのドレスを着てリハーサルに参加していました。そう、昨日もちょっとお話しした「読売フラの色違いのドレス」です...って、読売の皆さんごめんなさいお渡しするのが今日のリハーサルに間に合いませんでした
この衣装、とにかく手間がかかるらしく、「ティアレ」に比べて人数の多い読売さんの分が完成しなかったのです...。
もちろん、次のレッスンには間に合うそうですから大丈夫

ティアレの皆さんがフル装備(といってもレイはまだですが)で登場したら、ため息が出るくらい美麗でした
プログラムの関係で私は今回この衣装が着られないのだけど、私服で持っていっちゃおうかな

そうそう、こないだも書いたように今回は国際交流協会の方から「出来るだけ衣装で練り歩いてね」とお達しをいただいてありますので、思う存分練り歩かせていただこうと思います。
って、お墨付きが無くても毎年勝手にやってるけどね(笑)。
お気に入りの浴衣を着てお祭りを歩く要領で、衣装でフェスタを練り歩くのは病み付きになる楽しさなのです。

今日練習したメンバーに加え、「ハイブリッジ」の皆さんも昨年に引き続き一緒に出演してくださいます
とても有名な曲を、スタジオM流に(いや、イリマスタジオ流に)エレガントなスタイルで踊ります。
昨日練習したフォーメーションも、初の試みながらなかなかいい感じでした。ハイブリッジの皆さんは、前回の出演時にはまだ内輪のパーティーを除けばほとんど初舞台状態で、移動も前後列の交換くらいしかしなかったのですが、一年経ってこんな凝ったフォーメーションも出来るようになったのですね

そして、今回いよいよフェスタデビューするのが「ミヤヒーリングスクール」です。
こないだの文化フェスティバルまでは一曲しかレパートリーが無かった生徒さん達が、今回いよいよ二曲目を初お披露目いたします。
もちろんフォーメーションもしますよ。この数ヶ月間、集中的にレッスンしてしっかり練習しました

そんな風に出演するスタジオMダンスアカデミーの全メンバーを数えてみて目玉が飛び出しました。

なんと78人です。

こんなに出演人数の多い団体、この大きなイベントの中でも少ないのではないでしょうか...?
とはいえ、人数だけでなく質の点でも良い舞台がお届けできるよう、78人のひとりひとりが精一杯踊らせていただきますぞ

母も娘も夜なべして

2009-04-04 23:42:05 | ダンス話&スタジオM
今日も今日とてフェスタmy宇都宮の立ち位置を作っておりました。
いよいよ春本番となり、伊豆のあたりなど今まさに桜真っ盛りと聞き及びましたが、この2晩は大好きな桜を愛でる暇もなく頑張ってみました。

今日の日中のレッスン時に外に出たら、宇都宮でも気づかないうちに桜がだいぶ咲いておりまして、寝不足の中にも心癒される一瞬を味わうことが出来ました。
私はカエルですから、やはり春や初夏の自然に触れると心身共にパワーチャージできます。
あと、もう少し先の時季になりますが、雨が降る前後の空気の匂いなども、私を元気にしてくれる有難い存在ですね。

明日はフェスタのリハーサルです。ふぅ、立ち位置作りも無事間に合ったよぉ。
衣装も着々と出来上がって来て、本番当日までにはひととおり揃いそうです。
あ、読売フラと同じデザインで生地の異なるドレスも完成しました。読売の皆さんと一緒に踊る宇都宮のサークル「ティアレ」のドレスで、まったく同じ形なのにパッと見では分らないくらい、ガラリと印象が違います。
それでもやっぱりモードでゴージャスなのは共通していますが。
うちのスタジオの生徒さん達も、2色揃ったこのドレスを見て「こっちが好きだわ」「私はこっち」と品定めに花を咲かせていました。

しかし、皆さんがそれよりもっと花を咲かせていたのは本番当日のランチのケータリングの話題です(笑)。
あっはっは、本命はもしやダンスじゃなくてコスプレとランチ...!?!?ま、いっか。楽しきゃいいんだから♪

「楽しきゃいい」というのはそもそもうちの主宰者側のコンセプトでもあります(笑)。
もちろん踊りは本物の、正しい在り方を追求します。でもそれって当り前のこと。だからそれを「楽しくやる」というプロセスこそが大切なのです。
かくいう我々自身、ただいまのように寝不足が蓄積している状況下においてさえ、レッスン中は何かっちゃ可笑しくてたまりません。そんなふうに笑っている間は寝不足もすっかり忘れられるのです。

明日のリハーサルも、折角ですから楽しんでやりましょうね。
会場の駐車場は桜が綺麗でしたから、いっそのことお花見に繰り出したりして!?...って、コレ昨日のレッスンの時に言った冗談ですが、うちのメンバーなら実行しかねないッ!?(笑)

めでたい春

2009-04-02 23:35:44 | 徒然話
大学を卒業してからこっち、新年度と無縁の人生を歩んでいる私ではありますが。
今年の春は、私の周りでめでたい新年度を迎えた方が多く、私も嬉しい気分をちょっとばかし味わっておりますです

まず、私が生まれるより前からのお付き合いの生徒さんが、今年度めでたくご栄転となりました
もう10年以上前から、同じ職場の方に「たいへん優秀な方だ」と聞いていたのですが、それにしても驚くような若さでとても重要な役職に就かれる事となって、まるで我が事のように誇らしい気分です(←迷惑な誇りだな)。
その生徒さんはうちでも頼れる存在で、実質的にも象徴的な意味でも、彼女にまとめてもらっている部分が多々あります(笑)。
仕事でも重責ある立場でしょうに...趣味の教室に来たときまで、申し訳ない...
この方ならまちがいなく、今度の役職においても素晴らしい活躍をされることでしょう

それから、今年大学を卒業した生徒さんも、無事就職が決まったそうです1日から早速出勤との事でしたから、もう始まっているのかな?
う~、就職どころかバイトすらした事が無い私から考えると、企業に勤めるというのはもの凄く大変そう
でも、私と違ってしっかり者の彼女ならきっと無問題と確信している次第です


私はこういう特殊な家庭環境で育ち、卒業後もけっきょく戻って来てしまったので(笑)、学校はともかく外の職場ってものをいっさい知りません。
いえ、学校だって怪しいですね。正直言って、私にとって学校は自分の居場所ではありませんでした。
ごく一部の友達と一緒にいる時以外、自分のクラスは完全アウェイの感覚でしたので、昼休みのような長い自由時間が来ると私は教室を飛び出して、一人になれる場所を探しにいきました。
そういう経緯で私は自分の母校の人けの無い場所に異様に詳しいです(笑)。

こんな有様ですから私は人間関係の築き方に何か重大な欠陥があるまま大きくなってしまい、たぶんそういう人間が何処かに勤めようとしてもなかなか上手くはいかないでしょう。
だから、就職して働いてる人を見ると、見境無く尊敬の眼差しで見てしまいます。私より年下でも、すごく大人に見えますね。
同世代の人を見ても、卒業後ずっと同じ職場で働いてる人は「継続は力なりだねぇ」と思って尊敬するし、いろんな仕事を経験している人を見れば「適応能力が高いのねぇ」と敬服しております。ほんと、どっちの人もすごいよ、マジで。

そんな私の重大な欠陥をしっかり見抜いている畏友は「いっぺん接客業で働け!」と叱咤するのですが、そんなことしたら私の心は簡単に折れてしまいそうです(笑)。
い、いいんだもんッ。重大な欠陥を補えるくらい、私は私にしか出来ないことをするんだもんッ。

でもなぁ。「運転しろ」とか「目玉焼きくらい作れるようになれ」とか、この畏友の言うことはいちいちごもっとも。まったく、持つべきものはドSの友です。
ドSなことを言ってくれるのも、いやそもそも私なんかに付き合ってくれてること自体、私には勿体ないような厚意だからなぁ。大切にしなくちゃいけませんわよね。...何か崖から突き落とされる獅子の子になったような気がすることもあるけど(笑)。

そんな風に崖から突き落とされ...いえ背中を押してもらいつつ、私も新年度ってことで一発、気持を新たにして精進いたしましょう。
そう春だから。(byレミオロメン『茜空』)

※これはデジャヴではありません

2009-04-01 01:10:01 | ダンス話&スタジオM
うちの母が先ほどの記事に載せた画像の顔が気に入らんと言うため、ほとんど同じだけど彼女的には違う写真を掲載いたします(笑)。
だからこれはデジャヴではありません。目の錯覚でもありません。このブログを継続的にご覧下さっている方の場合、確かに、さっきもあなたは同じ(ような)写真をご覧になったと思います。

しかし、似たような写真を重複して載せるだけじゃつまらないし、折角ですからこの2枚の写真を間違い探しとしてご活用いただきましょう。
この記事と、昨日(2009年3月31日)の記事の画像を並べてみてくださいませ。

1枚目と2枚目とでは、マミちゃんまたは私の何処かが違うはずです。
間違いは一つです。
(※ただし顔の角度やポーズはのぞく)


いやぁ、まさかこんな用途で使うとは思わなかったので、この「間違い」が発生したのはまったくの偶然です。私も写真を見て初めて気がつきました。
偶然だったため、別段カムフラージュしてもおらず、気づく方はすぐに気づくでしょう。
でもその自然な感じが却って見つけづらかったりして...。
いかがでしょうか? 答えがお分りになった方は、私までご一報ください(笑)。

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