ヒプノセラピーとは軽い催眠状態に入ってもらい、それから魂の記憶をたどるものです。
とても繊細なお仕事なので、セラピストの技量が問われます。
その言葉一つ一つが過去の扉を開ける鍵になるのですから。
素晴しいセラピストであれば、自分の体調や、心の動揺がある時点でセッションをお休みしたります。
それがプロです。
ヒプノの先生からあるお客様のことを頼まれました。
「ヒプノの途中で困ったのよ」
「え?」
「お客さんのバックアップが出てきて・・」
「あ~そうなんだ・・」
「ふるらんさんとなら話しますか?と聞いたのよ。そしたらね・・」
「え・・何?」
「呼ばないでいいから、あの人と話すと自分の悪いところをさとされるから、だって。」
「あははははは~~~~(大爆笑)コレで○人目だよ、言われたの」
「どうしようかと思って・・」
・・でもね、どうしてもその「彼」と話さないと答えが出ないので、引き受けることにしました
また日を改めて私が対応になった。
そして催眠に入ったときに「彼」が出てきた。
そしてそれなりに会話を開始する。
どうやら、この彼女の「お兄ちゃん」で、彼女から引き離されるのが嫌らしい。
彼女の優しいところが好きで、だから彼女に他の男性が来ると「ある問題」を起こすらしい・・
「それってあなたのわがままでしょ?」というと
黙っている。
「好きなのは判るけど・・でもね・・・」と「あること」を彼に教えてあげた。
「あ・・そうだったんですか」と何かに気がついたみたい。
「あなたは本来良い男だね」と誉めると照れてるのがわかる。
みんな人間いいところあるしね。
で、彼に
「俺、本当はあなたが怖かったんですよ。自分の悪いところを言われるのが怖かったし、この子から離されるのが嫌だったので・・」と言うので
「私も言われるのは怖いけど、でも自分をなおさないと、他の人に失礼だから。それにその良くありたい、いい男になりたい・・と努力してる姿はきっと神様は見てくれるし、どこかで誉めてくれると思ってるの」
というと、
「そうですね、頑張ることを最初からしてないから怖いんですよね」と言う。
「そうそう、これからは良い方向にむけるように幸せな答えがでるように、進むと楽しいよ」と話すと
「ありがとうございます」と帰っていった。
それから、この彼女のおじいさんが出てきて会話して・・(登場人物が増えそうだ・・)
セッションを終わらせた。
ヒプノは前世を見て必要なことを思い出したりしたりしますが、現世の問題や精神的な治療に使ったりします。
それで、その人が何かに気がつき、良くなった例が沢山あります。
自分の魂の記憶を未来につなげてくれる素晴しい先生が沢山増えてくれることを願っています。
その後の彼女です。
「男性がそばに来ても、嫌じゃなくなりました。それに、最近いいなぁ~と思う男性が声をかけてきてくれるようになったんです。私の後ろのお兄ちゃんがきっと連れてきてくれるんでしょうね」と笑顔でした。
悪い人ばっかりいるわけではありません。
そして今悪い状況なのは後ろの人のせいだけでもありません。
人間なんだから、いろいろあるんですよ~
優しさと強さ、そしてバランス・・・
「難しいですね」と良くお客さんに言われますが、それを学ぶために「今を生きているのです」から
頑張る人には必ず「ご褒美
」があると思っています。