2014年6月15日(日)
自分は桧枝岐村には行けないかな、と思っていたのですが。 念願かなって
帝釈山・
田代山に登ってくることができました!\(^O^)/ ( →
尾瀬桧枝岐温泉観光案内所 )
思えば2年半前ごろ。 天然氷の切り出しを見学したく
ふぃふぁさんのブログをあさっていたころ。 ふぃふぁさんがいったい何者なのか見当もつかずブログを拝見していると所々に山の写真が。 「この人いろんなことをやるのねぇ。」と思いつつ見ている中、目に留まったのが
「日光でハイキング 田代山湿原 帝釈山」の記事。 「すごいところがあるものだなぁ。。。」と。 まだ山登りなど始めていない私でしたが、それでも「いつか行ってみたい。」と思ったのでした。 しかしそこは「日光でハイキング」というにはあまりにも遠く「ムリ、ムリ。」と敢えて忘れる方向へ。
その後ベー太さんのツアーに入り、奥日光でスノーシューや山、森を歩く楽しさを知ってしまった約一年後のわたし。w 再度ふぃふぁさんの記事を検討。 「栗山の先へ行けばいいのか。 行けるかも?」と思ったのもつかの間、「その道は通行止めになることも多いので、桧枝岐村、もしくは福島県舘岩の湯の花温泉から入った方がいいですよ。」という話を聞く。 そしてその時点で再度「ムリ、ムリ。」と思ったのです。
けど桧枝岐村、「関越道から奥只見湖の脇を通ってゆけばいいのでしょ? 行ってみようかな。」などと思っていると昨年6月 chikoやんのブログで
「田代山と帝釈山」の記事がアップされる。 当時私はchikoやんのブログを日々拝見しておりw「一度お会いしたいなぁ~。」などと思っていました。w この記事がきっかけで、ということではなかったのですが、結局このころ chikoやんに声を掛けさせてもらい、夏に
「赤岩滝のほぼオフツアー」へみんなで行き、今に至る、みたいな。ww
その後 chikoやんと仲良くさせてもらった私は帝釈山、田代山の話、桧枝岐村までの好ルート(奥只見湖なんてムリ~!、と言われるw)、ホテル青い車の停車位置まで、あれこれ教えていただき、念願かなって帝釈山・田代山に行ってこれた、というわけです。 chikoやんには本当に感謝です。m(_ _)m
というわけで上の写真はオサバグサ。 chikoやんが選んだオサバグサ祭りの時期に私も行ってきました。 桧枝岐村の馬坂峠から登った理由は、今年もやっていたピンバッジプレゼント目当てだったのですが、梅雨の合間の晴れに合わせて行けたことでまずは早立ち、そしてなるべく人がいないうちに写真も撮りたいし、ということで、今回はピンバッジ無し! 早朝さっさと登るっ!w
東北道、那須塩原ICから桧枝岐村までの道程は chikoやんの言っていた通りとても良い道で、日が暮れてからも快適に走ってゆくことができました。 土曜日夜に桧枝岐村入り、ホテルZIO で夜を明かし、眼もさめちゃったことなので4時半すぎには登山道に向かう林道に入る。 登山口までは40分くらいと聞いていたけれど、砂利道だったり途中写真を撮ったりで1時間くらいかけて登山口へ。 けれど恐れるような道ではありませんでした。
前置きが長くなりましたが本編へ。ww
朝四時半。 晴れると言っていた空はどんよりした曇り空。 「やられた?」と思いつつ林道を走る。 うす暗く怖い気持ちもあったけれど、この時間からすでにたくさんの釣り人たちがあちこちに車を停めている。 そこで夜を明かしたのだろうな。 渓流の姿もとても美しい。 「この道でいいの?」と思っているとありがたい看板が。w ときどき大きくへこんだところや石が転がっているので低速で山をあがってゆく。
雪を残した渓流を眺めながら「こんなに上がっていくの?」と思っていると立派な建物を備えた駐車場が。 なんとこの登山口、素晴らしくきれいなトイレがあるのです! 先行車が5台くらい。 駐車場は20台くらい駐車可ということでしたが、この場所より少し下にも駐車できる場所が何カ所かあり、ここ以外にも20台くらいは駐車できる感じです。(ただし登山口までは少し登りますが)
これがそのトイレ全容です。w 本当にきれいですが、水道はありません。 どこかでトイレが使用できるのは 4:00~16:00 と読んだ気がするのですが、現地で確認するのを忘れました。 右写真が帝釈山の馬坂登山口です。 トイレのすぐ脇です。 そして写真を撮っている私の後方に大倉高山への登山口があります。
この登山口標高が 1,790m。 帝釈山の標高が 2,060m。 標高差わずか 270m。 一時間で着くということですが。。。5:50a.m.出発。
登り始めるとすぐに
オサバグサが見え始めます。 白く小さな花を鈴なりにつけた可愛らしい花です。 階段が整備されておりどんどん登ってゆけますが、途中岩の多い登山道になったりもします。
この階段を登り始めてなんだか足運びに違和感を感じます。 寝不足のせいか、日ごろの運動不足のせいかよくわかりませんが、足が重くて力が入らない。 たった300m弱の登りなのにへこたれていては男体山の 1,200mを登れないじゃない、とちょっと悲しくなりながら、写真を撮りつつゆっくり行く。
曇っていた空がだんだん晴れてきたようです。 日差しを浴びて妖精のようにたたずむオサバグサ。
「オサバグサ祭り」は先の「尾瀬桧枝岐温泉観光所」のリンクにも載っていますが、6月14日~6月29日(日)までです。 まだ始まったばかりでしたがお花はたくさん咲いていました。 けれど、上の写真のような小さな株もたくさんありましたし、まだ小さな葉だけの物もたくさんみました。 まだまだこれからたくさん咲くのかもしれません。
斜面一面にオサバグサが咲いているような写真を見ましたが、それは台倉高山のほうにあるようです。
オサバグサのほかにも目を引く花がありました。 左はミツバオウレンでしょうか。 たくさん咲いていました。 右はツバメオモト? 咲いているところを見たかったなぁ。
タケシマラン
イワナシ
エンレイソウ
写真を撮りながらゆっくり登ってきました。 時間が経って少し調子も上がってきましたが、やっぱり体が重い感じ。 「頂上かな~。いや、騙されちゃいかん。」といつも思うのはなぜでしょう。w
はい。 素直に帝釈山山頂到着。7:10 a.m.
登山口で先に登ってゆく人は見ましたが、ここまで誰とも会わず。 ということで、シェーしておく。w 空もすっかり青空。 良かったなぁ~。 と思っているとバタバタッと3名くらいが登ってきました。 おぉ。 セーフッ!w と、ホッとして周りを見ると。。。
それはもう、それはもう、感動でした! これが会津駒ヶ岳? どこからどこまでが会津駒ヶ岳かはわかりませんが、「これがそうかぁ」と未だ雪をたたえた美しい姿に茫然としてしまう。
ちょっとアップにして。
そして西の方角には大きく燧ヶ岳とその奥に至仏山。 この二つの山の間に尾瀬ヶ原があるのだなぁ、と思う。 リンゴさんはこの方角にいらしたのでしょうか。
そして南には日光白根山がっ! この時間(7:10ごろ)
やまとそばさんは白根山山頂を目指し、天狗平のあたりを登っていらしたみたい!w
白根山手前に見えるのが根名草山でしょうか?
南の方角を大きく見ると男体山ファミリーがっ!! 男体山のほとんどを太郎山が隠している感じですか。
東の方には那須のお山か、高原山なのか、よくわからないのですが。。。(この写真のみ午後帰路の写真)
雲もまだ少しはありましたし、低い空は白くかすんでもいましたが、それでも本当に遠くの山まで見えました。 こんな時山の名前がわかるといいのに、とやはり思います。
いつまでも見ていたい景色でしたが、田代山山頂の湿原ではさらに素晴らしい景色が待っているかもしれない。 急がないとあっという間に雲が張り出すかもしれない。 そんな思いで帝釈山山頂を後にして先を急ぎました。