仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

生きてる

2007年10月31日 16時06分32秒 | Weblog
こんな所にくる予定じゃなかった。
ピンクのカーテン越しに午後の太陽がまぶしかった。
テーブルの上は、マニュキュアや口紅、マスカラが散乱していた。
足元に食べかけのポテチやカップヌードルの容器が転がっていた。
ーもう行く気がしない
そういって僕の手を引いた。
かなり危ない目をしてたから、店長にいわれてTAXに乗った。
無いもない感じでよかったんだけど・・・・
下北のケンタッキーのある信号機で降りて、駅とは反対の上り坂を登った。
3階建ての1階の隅の部屋でドアを開けた瞬間にむせるような女の臭いがした。
もたれ掛かるように半寝の状態のスミ子を部屋のなかにいれて帰ろうとしたら、
足を捕まれた。