仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

who am I? who is he?

2015年02月13日 17時03分16秒 | Weblog
提出された資料から、彼が公募で選ばれた検体だったとは考えられませんか。

つまり、同期している彼の人格を分析すれば、今、彼がいる場所を特定できると思うんですよ。

そうです。

人工知能の先駆的な研究をしている阿僧田研究所です。

いや、名前があるんですよ。

記載された住所はあてになりませんが、一度、聴取する価値はあると思います。

まあ、SFみたい話しですよね。

ある人間の思考パターン、知覚パターンを完璧にデータ化してスーパーコンピューターで解析
する。

さらには外部刺激をサンサーを使って取り込み、その反応を見る。

最初は別物でも、繰り返し訂正することで人格が移植されるって。

笑わないでくださいよ。

解ってますよ。

いいです。いいです。非番の時にでも行ってみますよ。

シンクロ率が順調に伸びていくと生身の身体から魂が分離する。

そして、人格はどちらが本物か、わからなくなる。

もし、生身の身体が朽ち果てたとしても、その人格はコンピューター上に残る。

いやーすきなんですよ、こういうの。

すみません。いってきまーす。