おっきなポスターを、年末年始を過ごした愛らしい図柄のフランスのアニメーションから変えました。
2019年の最初はこれを飾ろうと前から決めていた、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門にも
ノミネートされた『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』のフランス公開時のオリジナルポスターです。
ヴィヴィアン・マイヤーという、写真を1枚も発表しなかった写真家(本業は乳母)のお話です。
奇跡の始まりは2007年にシカゴ在住の不動産エージェントの青年がオークションで
大量の古い写真のネガを手に入れ、プリントされていた数枚の写真の素晴らしさから
入手した全てのネガをプリント。
その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられました。
同時に青年は別々にオークションに出品されていたネガを全て落札して経緯を発表。
この発見を世界の主要メディアが絶賛して、発売された写真集は全米売上No.1を記録、
ニューヨーク・パリ・ロンドンで展覧会が開かれました。
青年は、落札したネガの箱に書かれていた撮影者の名のヴィヴィアン・マイヤーで検索したら
数日前にシカゴの新聞の死亡欄にヒット。
すでに故人で、職業は元ナニー(乳母)。
15万枚以上の作品を残しながら生前1枚も写真を発表することがなかった乳母の女性が
なぜこれほど優れた写真が撮れたのか?なぜ誰にも作品を見せなかったのか?
ネガを発見した青年、ジョン・マルーフが監督したアート・ドキュメンタリー映画です。
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2013年に、パリの公共浴場を改装して造られた超カッコイイ写真ギャラリーで
ヴィヴィアン・マイヤーの写真展が開催されましたが、
パリのオイラの散歩コースだったので散策中に遭遇、
本当に素敵な写真展でした!