TBA

(仮)

読者は選ぶ

2019-12-01 | 本と雑誌

 

きょうはちょっとあったかい。

また植木鉢の整理をしてたら汗かいたし。

きのう、ひっくり返した土を広げて乾かしてたらフンをされてた。

怒り心頭。

呪ってやる。

 

ねずみも大暴れしてて、家じゅうのいろんなところに出没している。

2階にまであらわれてどうやって階段あがったんだろうと思って、

びっくりしたけど、そんなところに君が食べるものはない、って余裕こいてたら、

別のところの小麦粉の袋がかじられてた。

そこはドアがあるのにどうやって行ったんだろう。

1匹じゃない、とは思いたくないけど。

 

 

 

「熱帯」を読み終わる。

作者自ら「怪作」という作品。

途中からは村上春樹さんの「世界の終わり~」や「騎士団長殺し」のようにも。

がらっと変わってしまうのは、中断したというのと関係があるのかな。

万城目さんの「バベル九朔」もちょっと思い出した。

 

ネットでちらちら感想を読んでみるとほめてる人もいるんだけど、

風呂敷広げるだけ広げてまとめきれてないだけのようにも感じた。

図書館で借りて読んだ本はまた読みたいなあと思ったら、

あとで買うんだけど、これはたぶん買わないと思う。

 

連載をかかえすぎて云々ということらしいのだけど、

あまり考えすぎずに同じようなシリーズものを書きとばしているようにみえる作家さんもいる中で、

真摯に小説というものに向き合っているというのはすごいことなのだろうけど、

読む方としては自分が楽しめるものが読めればそれでいいわけで、

正直、森見さんなら「腐れ大学生」みたいなのとかたぬきの話が読めればしあわせ。

また、そういうものは森見さんの小説でしか読めないのだし。

 

それでも、書きたいものを書きたいということなんだろうかな。

森見さんってわりと自分のことをあけすけに語っておられるようなイメージがあるけれど、

「腐れ大学生」ものではなくて「きつねのはなし」「宵山万華鏡」「夜行」と、

ホラーというか、”ゆきてかえらぬ”みたいな物語を書かれるのは、

ひょっとしたらおもてには出さない語られないなにかがあるのかもしれない。

 

 

ゆうべ、最後だけちらっと見た「よみがえる悪夢」

アメリカ、ロシア、北朝鮮ときて、え?終わり?と。

核を持ってて危なっかしい国はまだあるけれど。

どこかへの忖度かな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふかくふかく

2019-11-19 | 本と雑誌

 

朝から動き回って疲れた。

午前中から昼にかけては、太陽さんさんで暑いくらい。

ひとりで汗かいてたけど、夕方になるとどんどん冷えてきた。

やっぱり秋なんだなあ。

 

 

「途方に暮れて、人生論」を読んでいる。

最初、ちょっとあわないかなあと思ったのだけど、

だんだんピントがあってきた感じ。

チューニングを合わせる、っていうほうが近いのかも。

合わせるってほど、意図的にできることではないのだけど、

別々の人のエッセイ的なものを同時に読むのはよくないかも。


「生まれる時代をまちがった」って嘆く、大学院生の話が出てくるのだけど、

研究、という意味なら、この時代でしかできないことなわけだし、

ほんとうに平安時代に生まれてたとするなら、

生まれる場所や階層によってはとんでもない目にあう可能性もある。

今でいいのではないかなあ。

異世界転生ものを見始めると特にそう思う。


今、読売の朝刊で連載している阿川さんの小説って、ちょっと異世界ものっぽいようにも思える。

夕刊のほうは、なんか関わりたくない人ばっかり出てきてイヤだなあと思ってたけど、

だんだん続きが気になってき始めた感じ。


あとおもしろいいなあと思ったのは、都会化と自我の回。

都市部のリベラル化とかマイルドヤンキーみたいなことかと。


小説は2冊ほど買ったけどまだ読んでない。

でも、たぶん新聞に載ってた小説もこんな感じだったような。

なにか身近なことから思索がはじまってどんどんそれが広がっていく。

賛同できるものもそうでないものもあるけれど、

考えながら深い水の底にゆっくり沈んでいくのにつきあってる感じで気持ちがいい。



同時に読んだらあかんなあと思いながら「こころの読書教室」も読みはじめる。

やっぱり「自我」っていう言葉が出てきて、

おおぅ、シンクロニシティって思ったけど、

自分で選んで読んでる本なのであたりまえといえばあたりまえ。


河合さんのほかの本でも紹介されてる本が多いので、わりと読んだことのある本が多い。

山田太一さんの3部作、古本屋さんで探したっけ。

「異人たちの夏」は読んだけど、あとはどうしただろう。

「アフターダーク」はもう一回読みたいとはあまり思わない。

村上さんの本は図書館で借りて読んだあと、あとで文庫で買ったりするけど、

このあたりからは買ってないし。



ゆうべは録画してた日本の話芸を見てから寝た。

「莨の火」

これね、小佐田さんの本に載ってたやつ。

タイトルが…っていう。

めしの旦那の末裔の1人はいまスコットランドにいます。



「Jフットニスタ」も見た。

やっぱりあのユニフォームはなあ…

そして原口選手のFKのカベ!

前に「スーパーサッカー」でアツさんに習ってた成果なのかと思ったら。


あといちばんびっくりしたのは、田中亜土夢選手の水墨画。


こんな記事見つけた。

『プロサッカー選手 田中 亜土夢の特技はなんと水墨画!

 【ピッチでは見せない別の顔:田中 亜土夢編】』


“小技のアトム” 折り鶴もすごい。


マス目を作ってっていうのはなにかでも見たことあったっけ。

新聞の模写をする人だったかな。

でも、器用だからこそできることなのかも。


フィンランド在住の日本人の画家さんっていうのもなんか興味あるなあ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みごとなまでの

2019-11-05 | 本と雑誌

 

3日連続で病院にいたときからはや1週間。

なにしてたか記憶がない。

読みかけてた本もそのまんまだった。

 

1週間前は走り回ってなんだかんだ汗かいてたけど、きょうはすっかり寒い。

ゆうべは寒くて寝られなかったし。

冬ふとんも出さないときょうはやばいかも。

 

ねずみちゃんはふつうに家の中を移動してるみたい。

いいかげんなんとかしないといけないかな。

 

 

「100人の森博嗣」

読みかけてた本。また読みはじめるとすぐに読めた。

最近、ほとんど小説は読めないけれどエッセイなら読める。

この方の本も、S&Mシリーズとか全部そろえたけど読めてない。

ほかのも図書館で借りたけど読めずに返したり。

 

第五章だけ残してたのだけど、

そこがいちばんおもしろくてなんか得した気分。

なかでも高校生のインタビューがおもしろかった。

ジェネシスがお好きなのか。

 

あと、おもしろいのは「子供には新聞を読ませない」

当の新聞にこれを書くっていうのはイジワルではあるとは思うけど、

内容的にはそれほど過激とも思えないのに没にしてしまった中日新聞。

事前検閲上等で表現の自由を認めない姿勢。

こういうことをしてしまうと、なにも批判できなくなってしまうとは思わなかったんだろうか。

時代が違うとはいえ、これぞって感じのダブルスタンダード。

そういう体質なんだろうな、としか。

あらためて「あいちトリエンナーレ」ってなんだったっけ、と思ってしまう。

 

それ以外でも教育に関する部分も納得できる意見。

大人が楽しんでる姿を見せることが一番の教育。

そしてこどもが勉強してるときは大人も勉強する、と。

 

じゃあ、やっぱり先生がいじめをするっていうのは最悪としか言いようがない。

 

 

「100分de名著」見た。再放送よね、これ。

でも、おもしろい。

なんでも「差別」って言ってしまうのはどうかと思うけれど。

 

はじめのサークル活動のようなものから教団へ移行するにあたっての変容。

大乗も小乗も仏に至る乗り物という点では同じ。

みんな同じに救われる、というのでは教団として成立しないというのもわからないでもないし、

修行したものとそうでないものを区別したくなる気持ちもわかる。

教団なんて必要ないと言えばそうなのだけど。

でも、あくまでも精神的なものなのだから、

そういう区別までも差別と言ってしまうのはやっぱり…

 

「方便」とは覚りに至るまでの最短距離。

方便を失言とした騒動があったような。

結局、国民の生活の安定が目的であるのなら「方便」は失言とは言えないのでは。

と思ったけど、元首相の発言を調べると失言というよりもそもそも意味がわからん。

この方、使い方も意味もわかってなかったのかも。

 

そして『対立を融和に変えるような思想が法華経』と。

ただ、世界中で対立しているのは仏教徒ではない場合が多いような。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検索バカ

2019-10-31 | 本と雑誌

 

なんかいろいろ落ちついてひさびさにゆっくりできた日。

別にどっか痛いわけでもないし、

具体的にどこが、というわけではないけれど、なんかだるい。

だから一日だらだらしてるけど、こういう日もあっていいと早々に決めた。

 

フジパンのミッフィー。

点数を数えてみたら20点あった。

ちょうど1ヶ月で10点のペース。

でも、油断すると終わってしまうから気をつけないと。

 

 

ラジオでかかってた、リタ・フォードの"Kiss Me Deadly"聴いた。

あるひーぱぱとーふたりでー、って歌いたくなるのは自分だけかな。

ジョーン・ジェットと同じバンドにいた人とは思えない。

ワーロックといえばこの人か、初期のポイズンっていうイメージ。

 

 

長いあいだ、病院で待ってる間に本は読めた。

「検索バカ」

藤原智美さんは読売新聞のコラムで毎週読んでたけれど、本を読むのは初めて。

 

「空気を読む」ために「検索」して人の意見を気にする人たち。

なんでもかんでも同調圧力のせい、みたいなのはどうなんだろうかなと思うけど、

もしそうなのだとしたら、それは処世術に近いのではないかと思う。

 

傍若無人な人はそこかしこにいるし、言いたい放題の人もどこにでもいる。

ワイドショーも言いたい放題。

「魚河岸」を「妨害」と捏造して放送してもだれも責任は取らない。

 

たぶん、萎縮しているのは”有識者”でもなく”著名人”でもなく”無敵の人”でもなく、

この日本を支えているどこにでもいる名もなき「ふつうの人たち」なのだろう。

出すぎた杭は打たれないけれど、

そういう「ふつうの人たち」は、そもそも打たれないようにするために検索をするのだと思う。

 

でも、そういうやり方が絶対的にまちがってるとも思わない。

これっていう確信が持てないことについてまで、いちいち意見を持つ必要があるのかどうか。

ふつうに生活している人たちにそんな時間の余裕があるわけではない。

 

流行りの服を着て、流行りの店で食事をして、流行りの音楽を聴いて、流行りの本を読む。

それで満足できるならそれでもいいはず。

専門外のことについて適当な意見を言っても叩かれないコメンテイターとはわけが違う。

 

自分は自分だし、他人は他人。

本音を明かす必要のない人に、本音を言う必要はない。

ふつうの人には波風を立てるリスクなんて負えない。

 

でも、そういう「ふつうの人」たちでも絶対に譲れない部分についてだったら、

空気なんて読まないんではないかな。

 

マスコミに踊らされなくなった、ということだけにしても、

10年前とはだいぶ違ってはきてるような気がする。

 

おかしいなと思ったら「検索」する、ということがあたりまえになってきたからではないか。

それは、自分で考えている、ということでもある。

大新聞やTV・ラジオが垂れ流し、押し付けてくる「正しい」ものではなく、

「ふつうの人たち」が考えていることに検索で触れてみて、また自分も考えてみる。

そうやってはじめて自分の意見を持てるようになるのでは。

 

マスコミは「ふつうの人たち」が自分たちの意見を丸のみしないことを”萎縮”と呼び、

そうやって考えはじめた「ふつうの人たち」のことは”同調圧力”にしばられていると決めつけている。

 

スポーツマンはさわやか、大学は行くべき、三種の神器、マイホームパパ、郊外の一軒家。

体育会信仰、学歴信仰、家族のありかたなど、

ありとあらゆる場面で幅広く、あるひとつの「正しい」価値観を押しつけ続けることで、

「ふつうの人たち」を”萎縮”させてきたのはマスコミだし、

そうでない人たちに劣等感を植え付けて”同調圧力”を作り出してきたのもまたマスコミなのに。

 

何か所かご自分の過去の失敗をわりとあからさまに書いてるところがあって、

隠したいことをきちんと公にできるっていうのはすごいと思うし、

そういう人も、そんな人が書く本も信頼できると思う。

 

この方のコラムをのせてた読売新聞はえらいと思うけど、

終わらせてしまったのは愚かなことだなあ、と。

 

 

もう一冊読んだのは「糸を出すすごい虫たち」

虫というよりも、虫が出す「糸」という素材を研究している方の書かれた本で、

ちょっと自分の興味とは、ずれてた感じ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足元を見よ

2019-09-23 | 本と雑誌

 

特に予定もないし、台風の余波で外にも出られないのに、

朝の7時半から目がさめる。

風はうるさかったし、湿気もあってむし暑かった。

横になったら寝てしまうだろうなあ、と思ってたら、

すわったまま寝てしまって、からだがいたい。

ふつうに二度寝した方がましだったかも。

 

最近、ふだんは思い出しもしない知りあいが夢に出てきた。

行きたかった学部に行って地元の役所に勤めてる知りあい。

そういう風になりたかったんだろうかな。

ふつうの大学に行ってまあまあ一流の会社に勤めてるけど転勤だらけの兄。

わりと似てるけど、そういう兄が夢に出たことはない。

 

「四畳半神話大系」じゃないけど、

いままでの人生のどこで違う道を歩んだとしても、

結局、今の自分になったのではないかと思う。

だから、特に悔いはないつもり。

 

それでも妙な夢を見るってことは強がりで、

なにがしかの後悔がないというわけでもないんだろうな。

というか、兄が夢に出てきたことはないかも。

ほかの家族も夢には出ないかも。

それはそれでなんでだろう。

 

 

読みかけの本を読む。

「幕末維新のこと」関川夏央さんの編集。

どっかで読んだことのある文章でも、

テーマごとにまとまってるとよりわかりやすい気がする。

講演集とか対話集とかも買っちゃってるけど積んだまま。

そこからも入ってるとなると、ますます読まなくてもよくなった気がしないでもない。

 

「国防のこと」みたいな文章で、この国を守ることのむずかしさを書かれていて、

その部分は100年たとうが変わらないんだなあと思う。

どの指導者ならさかのぼって正しい分岐を選ぶことができたんだろうかな。

今のマスコミは陸奥宗光や小村寿太郎のような人物を守れる存在であってほしいけれど。

 

あと読んだのは「漱石・明治 日本の青春」

こちらはいまいち。

というか前も読んだような気がする。

半藤さん、むかしはよく読んでたんだけどな。

 

歴史上のどこかで失敗をしているのは日本だけではない。

どこの国だって大なり小なり間違いはおかしている。

日本はまだ折に触れてきちんと振り返って反省しているほうなのでは。

 

『日本人ほど「独裁」が嫌いな人たちはいない――作家・中路啓太が考える、天皇の役割』

この記事おもしろかった。

対談相手の人はちょっと誘導気味に感じるけど、この方の小説は読んでみたいと思った。

 

 

「ダーウィンが来た!」

まさかのイタチ。

イタチで1本の特集ってめずらしいのでは。

いなかものなので「東京」というと大都会のイメージしかないけれど、

この番組で見た風景は、うちの地元とそっくり。

さすがにシカやイノシシは出ないけれど、タヌキはいるぞ。

自然はすぐそこに。

 

多摩川といってもどのへんなのかな、と思って調べてみたけれど、

東京の人でもすぐには特定できないところのよう。

広いのね、東京って。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする