TBA

(仮)

長いものに巻かれる

2019-02-06 | 本と雑誌

きょうは雨降ってたんだけど、

上がってからは太陽さんさん。


こういう日はみんな急に動きはじめるから、

運転は気をつけないとたいへん。




図書館の本。

今回は6冊しか借りなかったのに、

2週間で全部読み切れなさそう。

わりとがんばったつもりなんだけど。


「不良老人の文学論」は選評がおもしろかった。

筒井先生。

小説は難しそうであまり手を出してないんだけど、

エッセイとか評論みたいなのは好き。

ドラマをやってたときに七瀬シリーズもいちおうそろえたけれど、

まだ読んでないのに片づけて、

どっかにいってしまって見つからない。


「砂の魔術師アリジゴク」

帰る間際にふっと手に取って借りて帰った本。

おもしろかった。

最後のオーストラリアに収集に行くところ、

今、本を出すならここの部分がメインになってたんだろうな。

アリジゴクを探しにオーストラリア!みたいな。


新書ってむかしはこういう感じのものが多かったっけ。

なんかこうエンタメが入ったものが出てきたのはいつごろからだろう。


どこから風向きが変わったのかわからないけど、

あまり知られてないだけで、

すごいことを研究している人はむかしからいて、

おもしろい話もいっぱいあったんだろうな。



「クレイジージャーニー」もそんな感じ。

でも、ゆうべ見たのはベルベルの人たちへのウルルン滞在記。

最後、ちょっとうるっとしてよかった。


日本でもそうだけど、

習慣や風俗が変わっていくのはしかたないことなのだろう。

でも、過去を恥じて切り捨てないかぎり残っていくものもきっとある。

伝統を守ることも民族のアイデンティティの一つなんだし。


そういうものを忌み嫌ってつぶそうとする人たちには気をつけないと。




きのうの続きで考えたこと。

多数派からはじかれることへの恐怖感があるのではなくて、

「興味がないならとりあえず無難に」っていうのが実情ではないのかな。


なにか音楽でも聴きたいなっていうときに、

みんなが音楽に対して一家言あるわけでもない。

そういうときにどうするかっていうと、

ヒットしてるものだとか、流行ってるものだとかを選ぶわけで。

それが多数派から外れることへの恐怖感なのかというと…


個別の問題に必ずしもひとりひとりが意見を持てるわけではない。

もちろん、それがいいとは思わないけれど、

いちいち全部に反応してたら生活に支障が出かねない。

直接民主制が難しいのはそういうところだと思うし。


だから、国民が正しい選択をするためには、

正しい情報を伝えるという役割りを担っているマスコミって、

すごく大事な存在であるべきなんだけどな。


全部を把握していないといけないのは政治のプロフェッショナルくらい。

『森羅万象』について責任を負うくらいの気概がなければ無理な仕事では。

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