先日出会いのあった超余裕の無い、司法修習生さんと関わってきて色々感じることがありました。
たぶん心に余裕がない状態だと思うのですが、そうなると、対人関係において
愛や思いやりを与えることを忘れがちになり、人との接し方が雑になると思うのですよ。
愛することを忘れ、愛されることや受け取ることばかりを求めてしまう受身な心境に陥ってしまう
と感じます。
そして、自分は忙しいのだということを威張る態度にもなりがちですね。
忙しいからといって、人を傷つけるようなことを言ったり、興奮しやすくなる人というのは、本当は自分に自信が無い状態なのではないかなぁ、と思ったりもします。
忙しくても、そんなに威張らない人はちゃんといますよね。
そういう人が成熟した人なんだと思います。
みんな、それぞれ、人として成長していく道のりが違いますからね。
いろいろな人がいるのは、仕方の無いこと。
で、話は元に戻りますが、精神的にも時間的にも仕事に追われすぎている人の中には、なかなか社会で認めてもらえないことや結果が出せないこと、能力不足の実感など、色々な理由からくるコンプレックスを隠すために、攻撃的な態度に出る人もいますね。
で、自分の欲求を満たすことがまず始めにありきで、相手の立場や気持ちを慮ることを忘れてくる。
以前に、弁護士を依頼する機会があったのですが、何度も事務所に行って相談をするのですが、
何かちょっとでも気に触るようなことを言うと、すぐに興奮してしゃべり倒してくるんです。
素朴な疑問をぶつけただけでそうですから、こちらは、縮こまってしまいます。しまいには何もいえなくなります。
法律に関わること、こちらは素人で現場体験なんて殆ど無縁なのですから、自分で勉強していったって、やっぱりわからないことってたくさんあるのですよ。だからこそ、何度も足を運んで相談に行くわけじゃないですか。何百万というお金を払ってまで。それで依頼者に対して横柄な態度ばかりなら、「商売、止めちまいなっ」てかんじですよ。人間、ちっちゃいな、と。
まぁ、自分なりに一生懸命なのでしょうが、結果が出ない・能力不足が顕著に表れるという運びになっていくと、自分のプライドを守ることに死守しちゃう感じですね。
で、家族と一緒に打ち合わせをしていたのですが、こんな弁護士にすっかり興味を無くしてしまった私は、あるときから、自分でもほとんど無意識だったのですが、段々としゃべらなくなっていたんですね。
そうしたら、そのことが気になっていたみたいで、私のいなかった時に「お嬢さんは私のことを嫌っていませんか?」と母に聞いていたみたいなのです。
なんか、笑っちゃいますよね。
ほとんど笑い話のレベルに落ちますよ。
やっぱりこの人、自分に自信が無いんだなって、そう感じました。
私からしてみたら、好きも嫌いも、どうでもよくなっていたので少し困りました。
下手に質問したら興奮して攻撃的にしゃべり倒されるか、って考えると、
「もう、いいよ、役立たずで、あてにしていないし。何よりも、コミニュケーションが成り立たないじゃん。無駄なエネルギー使う暇は無いよ」みたいな感じだったような記憶があります。
話が逸れてしまいました。
で、忙しくて余裕の無い精神状態というテーマに話を戻しますが・・・。
私、結構たくさんの忙しい人たちと関わってきましたが、
なーんか、忙しいのって良し悪しだよなぁって思います。
男性で忙しすぎる人は、いろいろなものを受けたがる傾向にある気がします。
愛する女性を世界一幸せにしたい、という風に実行できる多忙な人って、あまり見たことが無い。
私はある男性と、10年以上友達でいましたが、とうとう我慢できなくなって縁を切りました。
その人は、たった一人の女性さえ大切にできない、自分のことでいっぱいいっぱいな人。
そんな人として、すっかり人格も行動様式も形成されていっていました。
だから(?)、結婚に2度も失敗した。(私はその2人の中には入っていませんよ)
彼は、奥さん達に寂しい思いをさせたり、哀しい思いをさせてきたことがよくわかります。
友達の私でさえ、そうだったのですからね。
一度目は浮気されたとのこと。
ちなみに、帰宅するのは、月に一度、というような生活が続いていたようです。
海外出張が多すぎたのですね。
フォローもろくにしてこなかったのでしょう。
彼の性格から考えると、忙しさを、威張ることや冷たい態度に出ることの理由として正当化していたはずですから。
2度目の結婚は、大部分の通帳持っていかれて、突然失踪されたとのこと。
なんとか見つけ出したようですが、泥沼離婚調停になったみたいです。
「もう、財産、みんな持っていかれて、絶対返さないとかで、わけわからない言い分なんだよ」と彼は嘆いていましたが、訳わからないことを言うような馬鹿な人どころか、ものすごく頭の切れる抜群に頭のいい女性でしたからね、きっと感情が押さえきれなくなって、とことん仕返ししたのだと思いますよ、そういう形で。
人間って、そういうもんじゃないかなぁ。
結婚までして、あまりにも大切にされない日々が続いたら、悲しみが怒りに変わるということが否が応でも出てくると思います。
女性は、男性に大切にされて愛されていることを実感できなくなると、どんどん心がささくれ立ってくると思います。
こんな私も、最後の最後に、とんでもなく酷いメールを送りつけて、彼との関係を終わらせました。今、読み返してみると、とんでもなく酷い内容です(苦笑)。
これは、10年以上にわたって抱いてきた感情が、そのような形となって出てしまったものです。でも、このメールに対する彼の返信は、「全くわかっていない・・・」と感じられるものでした。彼には、自分が、いかに自己中心的な人間なのか、そして人を傷つけているのかが、
わかっていないようです。呆れました。自分を捨てないだろう、というおごりでいっぱいのようでした。
本当なら、そんなメールなど書かずに、黙って去るのがカッコよかったとも思いますが、
あまりの怒りに、自分が壊れてしまいましたからね。
そんなダメな自分を、ありのまま受け入れちゃってもいいんじゃないかなって思っています。
だって、10年以上も我慢し続けたんだもの(笑)。
いいじゃないですか、一度くらい彼を悲しませたって。
私はどれだけ泣かされたか、その比に比べたら全然たいしたことない・ない(苦笑)。