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ごっつい奴 浪花の夢の繁盛記 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2010-01-20 |
今日読み終わった本は江上剛『ごっつい奴』。
浪花の夢の繁盛記。という副題がついている本です。
もう、はじめにイメージした感じと中身が同じでした。
元気なパワーをくれる本です。
『商いの基本は人を喜ばせることや』というのが良いですね。
仕事ってお金を貰う手段なんだけど
そればかりでは楽しい事はないのです。
ましてや、自分が喜ぶだけの為でもなく
喜んでくれる人が居るから沢山の無理が出来るのです。
前にやった仕事は、現場の声、日本中の支社から
問合せがあるのを応対し、そのための作業を行う事をしたのですが
係りはだいたい女の人なのですが
標準語ではなく、各地方のイントネーションで依頼でもされてしまったら
本来は3日くらいかかる作業も1日、めいっぱいやって
『こういうもので宜しいですか』って言うと
『えっ、こんなに早くやっていただけたんですね』などと言われて
有頂天になっていた事を思い出します。
まぁ、電話だけなんですけど
自分の仕事を喜んでいただけるのが近くに感じられるって幸せですね。
どうも、普段の仕事は、そのように直接の声って聞こえないので
人のためになっているのだろうってなかなか感じられません。
自分のやった仕事のために何人の人がリストラされてしまうって
いうのが多いのは嫌ですね。
最近の仕事は喜んでもらう物より利益を追求する事に比重が高く
予算を削るような事ばかりになりがちです。
まるで、自分の首を自分で締めているような事です。
人を喜ばす事は『物が安くなる事ではなく、人の心を豊かにする』
という方向性に向けて行きたいですね。