ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

一年

2011-11-18 22:21:01 | 日記・エッセイ・コラム

一年は早いものだ。
母がなくなって今日で丸一年経った。
どうも、母との時間の感覚が無いので、一年経った事が
わからないでいる。
父が亡くなった時には泣いたけど
母が亡くなった時は淡々とした自分がいた。
父が亡くなった時は母の悲しみで泣いた。
母が亡くなった時は自分の悲しみで泣けなかった。
悲しみはまだやって来ない。
時折、凄い寂しさに囚われる事がある。
自分の事を一番信じてくれていた人をなくしたのだから
自分の事を一番愛おしく思ってくれた人をなくしたのだから
盲信というか絶対的な味方が後ろ盾にいたわけだ。
それを考えると寂しいはずなんだけど
きっと、見守ってくれているんだろうなって思う。
電車で移動しなくても
今は、きっと好き勝手に兄弟や孫の傍にいけるだろう。
酒が弱くなったと嘆く私を、まだ飲みすぎだよって見てるだろう。
病気とかになったら、心配でずーっと眠らないかもしれない。
兄弟が集まると嬉しそうにしているだろうな
父やお袋の姉妹にはあっただろうか
おそらく、自分の人生は幸せだったよって
例によって例の如く饒舌にご満悦に幸せいっぱいに
自慢をしているに違いない。
母の人生はずーっと幸せだったはずだ。
母の楽観的というかポジティブな思考は私の中にある。
そして、ずーっとそれは生き続けるだろう。