年賀状

年賀状を送ったのに送られて来ないって寂しいものである。
過去の人になってしまったみたいだ。
あるいは、その人にとって、何の徳にもならなくなったのかもしれない。
私は、送ってくれる人には送っているので
送らない気持ちが判らないのである。
まぁ、深い意味もなくめんどくさくなってしまったのかもしれない。
年賀状の宛先を書くときに
どんな付き合いであったにせよ、
その人の事を考えて送るのである。
だから、もう10年以上も会ってはいないけど
『元気で居るか？』みたいな事を書いていてくれていると
決まり文句なのかもしれないけど
『元気だよ！』って言ってしまうのだ。
『元気だよ！』は来年の年賀状が答えなのである。
世の中はメールで済む事が多いんだけど
年賀状だけの付き合いの人も
知り合った頃のことや、元気でやっているんだろうなぁって
幸せを祈るのである。
まぁ、みんな元気でいて欲しい。
私への年賀状は『また、飲みたいね』というのが嬉しい。

まぁ、そういいながらも、送ったのに送らない輩は
『打算で生きているような奴からは年賀状は要らないって見捨てるのだ』
器の小さい奴だと罵るのである。
まぁ、そういう私は年賀状如きでそういう事をあえて言う
小さい奴なのだけど、お互い様だ。

今日は3連休の最期の日だ。麻雀の一日だった。
私の麻雀は兄たちにいっぱい痛い目に合わされているので
早い麻雀だ。何も考えなくても筋道、道理が読めるくらいに
ま、捨てる稗の順番はマシンの如き素早いのである。
だけど、麻雀って4人でやるゲームなので
遅い人もいるわけで
佐々木小次郎の気持ちがわかるのである。
宮本武蔵は強かったかもしれないけど
人間としてどうなのか？
勝てば良いっていう人生は虚しいものだったに違いない。
佐々木小次郎が幸せな余生を送ったって小説はないのかなぁ
多分、時代小説だから、読まないと思うけど
早い方がよい事もあるような気がするのだ。
少なくとも私の仕事は速い方が良いのである。