ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ベトナムの暑い夏   6日目

2009年08月17日 | ベトナム2009
7月27日

朝起きたときからあまり体調が優れない。
朝食は、近くの食堂でフォーを食べるが、半分以上残してしまう。
近くの銀行でドルをドンに両替し、鉄道の中国国境を見に行く。


 対岸は中国の河口。今は鉄道の国境は閉鎖中。

以前は、ハノイからラオカイを経て、国境を越えて中国に走っていた鉄道は今休止している。
車や歩いて渡る橋と平行して鉄橋があるが、
ベトナム側国境の見張り小屋に人がいて、
人が勝手に国境を越えないように番をしているようだった。


 右に河口のイミグレーションの建物が見える。

その途中、河畔で何となく息切れがする感じでよくない。
宿に帰り、しばしベッドに横になるが回復しない。
予定通り、このまま国境を越えて河口に行けば、もっと悪化するような気がする。
T氏が、無理せずにハノイに帰りましょう、と言ってくれ、1日予定を切り上げることにする。

ともかく、歩いてラオカイ駅まで行く。
ラオカイ発の便は昼間はないのか、駅には誰もいない。
駅前に、ロイヤル便のツーリストがあったので、
そこで翌日のチケットと今日の便との交換を申し出る。
追加で1人10$払ったが、背に腹は代えられない。


 ラオカイ駅(ガー・ラオカイ)

それからは、午後10時過ぎの列車まで、長い長い待ち時間となる。
私は体調を考えて、なるべく涼しい場所で身体を休める。
近くを散策していたT氏が、駅前のなかなかリッチなホテルのレストランに行こうという。
少なくともエアコンが入っているはずだと。

3階のレストランは立派なもので、高そー、と思われたが、これも背に腹は代えられない。
エアコンの涼しさは格別で、チャーハンやサラダ、焼きそばにビールを頼み、
2時間近くそこで粘る。
ホテルを出ると、また熱気のラオカイ。


 駅前ホテルの3階のレストランで昼食

次は4時頃2階のカフェに行こう。
最後は、7時過ぎに再びレストランに行って、9時頃まで粘ろうと相談し、
駅の待合室で時を過ごす。

どう見ても日本人らしき一人旅の男が居て、
T氏と、いくつくらいかな、30代半ばかななどと話していたのだが、
話しかけると、かなり長いこと旅行に出ているようで、
今夜9時過ぎの便でハノイに行き、明日はハノイ泊まりだという。
じゃあ、明日ハノイで飲もうということになり、我々が泊まるハノイのホテルを訪ねるように決まった。


 ホテル2階のカフェでジュースを。

ホテルのカフェでは、マンゴジュースとスイカのジュースで1:30ほど。
夕食では、ベトナム産のダラットワインなどを飲みながら2:00程時間を潰し、
さすがにレストランに誰もいなくなり、従業員がちらちらこちらを見るので、
いささか居心地が悪くなり9時にはホテルを出る。


 ホテル3階レストランの夕食。ダラットワインは少しライトかな。

エアコンの快適さと引き替えに、今日は食事やカフェで相当金を使ったと思ったが、
日本円に換算すれば、合計2,000円強だから大したことはない。

9:30過ぎには列車に乗ることができ、
エアコンが効いた快適なコンパートで身体を休められた。
対面の下段は、男の子連れのお父さんで、
上段は40才くらいのやはり男の客だった。

この部屋は来るときより格落ちらしく、テレビが付いてないし、
サービスの水もなく、テーブルの花も飾ってない。
シーツなども、ハノイから来たままで換えていないのではないかと思えるような状態だ。
こちらの身体もそれ以上に汗をかいたりと汚れているからトントンかと諦めて寝る。
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