ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
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W杯決勝

2010年07月09日 | 日記(?)
売れっ子になったサッカー日本代表メンバーのテレビ出演も一段落し、
W杯の決勝国が決まった。
ベスト8の時点での私の予想では、ブラジルとドイツだったが、
オランダとスペインは予想外だった。

オランダ戦のブラジルは、それまでのブラジルとはとても思えない戦いだった。
ロビーニョの先制ゴールまではさすがと思わせたものの、
特に後半、オウンゴール(正式にはスナイデルのゴールらしいが)以降、
ロッペンに対するDFの非常に悪質なファールや、
ロッペンに歯をむき出しにしてくってかかるロビーニョの形相を見て、
ブラジルのサッカーにすっかり失望してしまった。

ロビーニョは切れも抜群で、持ち前のテクニックを存分に発揮していたのに、
メンタル面で自分を追い込んだように思える。
彼には少しあざとい部分を感じていて、それがいい方向に行くときはいいが、
この試合ではマイナスに働いたように思う。

彼らは何をそんなに焦っていたのだろう。
どうして自分たちのサッカーができなかったのだろう。
いや、そうさせなかったオランダを褒めるべきなのかも知れない。

一方、攻撃に移ったときのスピードと迫力で、アルゼンチンをも圧倒したドイツは、
スペインの前に、そのどちらをも封じられ、
今大会のドイツらしさを出せずに散った。
これには、ミューラーのイエローカード累積による欠場が大きかったように思う。

同様に、ウルグアイのFWスアレスのオランダ戦欠場も非常に残念だった。
フォルラン一人ではあれが精一杯の戦いだったろう。
日本と同じような戦術ではあったが、
残念ながら、日本にはフォルランとスアレスがいなかった。
その意味では、日本がベスト16まで行ったのは僥倖に近い。

どちらが勝ってもW杯初優勝だそうだが、
とてもそうは思えない顔合わせは、予想とは別の意味で興味をかき立てられる。

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