ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

揚げたこならぬ、揚げ芋

2009年02月01日 | 酒と料理と
里芋の煮っころがしは我が家でよく出る料理であるが、
なぜか、その日に完食することはない。
必ずと言っていいほどいくつか余ってしまう。
翌日(別に翌日でなくてもいいのだが)、この冷えた煮っころがしの里芋をどうするか。

我が家の定番は、揚げ出し芋。
前にも書いたが、煮た里芋に片栗粉をまぶし、油で揚げる。
これを器に盛り、揚げ出し豆腐の要領ですり下ろした大根を混ぜた出汁に若干のとろみをつけて掛ける。
季節的には、ゆずの皮を千切りにしたものを置いて香りをつければおしまい。

さて、この定番だけではどうもおもしろくない。
何かバリエーションを増やすことはできないか、というのが今回の挑戦で、
相性から言って、片栗をまぶして揚げるところまではやってみる。
その形をみていたら、ふと、たこ焼きを揚げた「揚げたこ」に似ていることに気づいた。

そーか、そういう手もあるな、と。
揚げた里芋にアクセントの練り辛子を少し乗せ、おたふくソースを掛ける。
そこに花かつおを振りかけてできあがり。
揚げたこ風里芋の煮っころがしの完成である。

これに日本酒は酷である。
ジャンクな食い物にはそれなりの酒がいい。
ということで、ブラジルから持ち帰ったピンガで、カイピリーニャを作る。

本来ライムを用いるが、ないので仕方がない。
かぼすを小さく切って砂糖を混ぜたピンガのコップに入れる。
スプーンでコップの中のかぼすを潰して果汁を出し、
かき混ぜながら飲む。
ライムでなくても十分にカイピリーニャらしい飲み物になっている。

結構相性いいんじゃないかい。

里芋のにっころがしが余ったときには、是非お試しあれ。
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