ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

そりゃあないだろうバタワース

2008年08月25日 | 世界一周記2008
マレーシアのペナン島から対岸のバタワースまではフェリーがあって、
バタワースから乗る場合は料金がいるが、
ペナンから乗る場合は、無料である。
理に適っているといえばそうである。

ま、そのフェリーでバタワースに着くと、
ちゃんと列車の駅まで標示があって、迷わず行けるようになっている。
13;15発のバンコク行き寝台列車に乗るのが今日の旅行と思うと、
ゆっくりした気分であった。

ところがどっこい、そうは問屋が卸さないのが旅行だ。
のんびり待合室でくつろいでいると、駅員が寄って来て、
バンコクへ行くのかと聞く。
そうだと答えると、
「今日のバンコク行き列車はキャンセルだ」という。
一瞬呆然、唖然。
キャンセルって、おい簡単に言うなよ。
じゃあどうすりゃいいんだよ。

HAT YAIまでバスで行って、そこからなら列車が出ているからバスで行けと。
バスは午後1時にここから出るので、それに乗っていけと。
数人同じ被害者がいて、その中に韓国人母子3人家族がいたが、
その親子に近くいたタクシーの運ちゃんが声を掛けたらしく、
母親が私に向かって、
「このタクシーが、一人55リンギ(約1900円)で国境まで連れて行くから、
私にもこの話に乗らないかということだった。

タクシーは約2時間、100キロ以上で国境に向かい、
助手席の私は恐怖で肩がこわってしまった。
マレーシアの国境を越えて、緩衝地帯までが彼の仕事で、
その先のタイ国境から目的地までは又別の車に乗り換え、
これまた、100キロ以上のスピードで約1時間、
恐怖の国境越えは無事終了したという次第で、HAT YAIの駅に着いた。

駅では、予約したチケットの再発行と、
バタワースからここまでの払い戻しに又しばし手間取ってしまった。
何とかチケットをゲットし、払い戻しも貰って、
その母子と近くのショッピングモールのフードコートで昼食。
母親は、バンコクにあるコリアンインターナショナルスクールで先生をしているそうで、
それであんなに英語が達者なのかと納得した。

彼らがいたおかげで、バンコクに着くまで心強く思えたのだと感謝。
ゆっくりのんびりするはずが、一転波乱の一日だったが、
これもまた強烈な思い出になるのだろう。
やはり、拙い英語は問題だ。
でもま、仕方ないな。これが実力だから。
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