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聞くことの意味について考えた

2009年05月23日 | コーチング
今回の谷口コーチによる「虎の穴プロフェッショナル2009」は聞くについてのお話でした。

聞く・聴く、を広辞苑で調べてみると、以下のようなことが書かれています。
言語・声・音などに対し、聴覚器官が反応し活動する。
人の言葉を受け入れて意義を認識する。
他人から伝え聞く。
聞き入れる。従う。受け入れる。
良く聞いて処理する。:訴えを聞く。
注意して耳にとめる。:傾聴する。
尋ねる。問う。:訊く
物事を確かめ調べる。:利く。利き酒。
味わい試みる。嗅ぎ試みる。
あてて試みる。なぞらえる。準じる。

聞く・聴く・訊く・利く・効く。

聞くは、受動的な言葉と思っていましたが、結構能動的な意味も持っていることが解りました。

それでは、私達コーチは何のために聞くのでしょうか。
何を聞くのか。
聞いてどうするのですか。

セミナーを受けた正直な感想は、解っていると思っていたが、かなりぼんやりした認識だったな~、と云うことです。

そんな中で私にヒットしたのは、アンテナでした。
話を聞くときに、何を聞き取るのか。
聞き取る事柄を決めて、話を聞くことをアンテナを立てると呼びます。
話の内容なのか、話に込められたメッセージなのか、話し手の話術・人柄なのか。
しっかりとアンテナを立てていると、より鮮明に聞きたい事柄を聞くことが出来るものです。

さて、聞いてどうするのかですが、
コーチは聞いたものを、フィードバックと云う形でクライアントに返します。
これを、Iメッセージ、Youメッセージで伝えると云います。
Iメッセージは、自分が感じた主観的事実、「私にはこう見えた。思えた。感じた」
Youメッセージは、相手の行った客観的事実を、「あなたはこう話した。行った」
と、云うように話すことです。
これは、クライアントの目標達成のために、より多くの視点・情報を提供するために行われることなのです。