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パフォーマンス・マネジメント ― 問題解決のための行動分析学

2009年05月24日 | 読書
パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学
島宗 理
米田出版

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読み終わった今の感想は、本書の表題にあるように、問題解決のために行動分析学が使えるんじゃないかなと思っています。

著者は本書の初版を、明星大学・岡山大学で教科書としてつかわれ、改訂版は明星大学・徳島大学・鳴門教育大学・慶應義塾大学で授業に使われたそうです。

問題って云うのは、継続的なトラブルで解決困難な状況に陥っていたり、所謂問題社員のために組織内の雰囲気や生産性が上がらない状態のことを指しています。
この様な状態を、行動分析学の理論を駆使して解決した事例を解り易く解説付きで読ませてくれます。

本文中に、残業時間(サービス残業を含む)の多い者を「良くやっている」と褒めるよりも、少ない残業時間で同じ成果を出している者こそを評価すべきだ。と云う箇所がありましたが、わが意を得たりの感がありました。

先行条件と行動と結果の関係を行動随伴性といいます。
A先行条件(Antecedent) B行動(Behavior) C結果(Consequence)
それぞれの頭文字から、行動随伴性のABC分析と云うそうです。

この辺りを解り易く図解入りで読ませてくれています。