今日、12月23日は天皇誕生日。1989年(昭和64年且つ平成元年)
の1月7日の即位から27年の歳月が流れました。
国事行為に日々、忙しくされ、記憶に新しいところでは東日本大震災
後に、東北各地を慰問で訪問されるなど、これほど、国民に寄り添った
天皇はかつてなく、私は、心から敬意を表したいと思います。
今上天皇は、靖国神社には皇太子時代に5回参拝されていますが、近隣諸国
への配慮から即位後は参拝されておりません。
一方で靖国神社の元宮司である南部利昭氏には、宮司就任前に「靖国のこと、
頼みます」と声をかけており、国の象徴としての天皇の立場と国のために
命を捧げた国民への深い思いを持った非常に優れた天皇であります。
*私の靖国問題についての考えについては
http://togetter.com/li/355882
をご覧ください。
天皇誕生日は、天皇の在任期間のみ休日となります。
昭和天皇の誕生日は4月29日で天皇誕生日は4月29日でした。
1989年(昭和64年&平成元年)1月7日の平成天皇即位により、4月29日は
天皇誕生日ではなくなりましたが、ゴールデンウィークの一角を構成する
祝日を廃止するのは良くないだろうということで4月29日を「みどりの日」
と改めた上で祝日として存続させることとなりました。
その後、2005年(平成17年)の祝日法改正により、2007年(平成19年)
以降は「みどりの日」を従来「国民の休日」であった5月4日にスライド
移動し、4月29日を「昭和の日」とすることとなったのです。
ゴールデンウィークは、本来は5月3日から5月5日までの3日間を指しますが、
4月29日の昭和の日が加わって4月29日から5月5日までとなったわけです。
4月29日 昭和の日(1988年までは天皇誕生日、2006年まではみどりの日)
5月 3日 憲法記念日
5月 4日 みどりの日(1988年から2006年までは日曜日・月曜日以外なら国民の休日)
5月 5日 こどもの日
「みどりの日」の名前の由来は、小渕恵三官房長官(当時)の私的諮問機関で、
「昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛したことから『緑』に
ちなんだ名がふさわしい」という主旨の意見が多数を占めたからであるとされています。
他の意見には「科学の日」などがあったそうです。