nyan さんのブログ『にゃんこもすなる留学日記』で話題になっていた「ガセネッタ&シモネッタ」米原万里 (文春文庫)、興味をそそられて本屋まで探しに行ったのに、結果的に買ってきたのは別な本「パーネ・アモーレ」田丸公美子(イタリア語通訳奮闘記)だった。帰宅してから気づいたのだがこちらも文春文庫。どうして文春文庫の棚までたどりつきながら「ガセネッタ&シモネッタ」を見つけられなかったのだろう。私の人生って、いつもこんな調子だ。目的地は “絶対” ってわけじゃないらしい。そうして偶然迷い込んだ道で、お気に入りの風景を見つけちゃったりするのだ。
まだ全部読んだわけじゃないのだが、ロシア語通訳の米原さんとイタリア語の田丸さんは、お友達関係だとわかった。なんと、米原さんに「シモネッタ」と名づけれたのがこの田丸さんなのだ。ちなみに「ガセネッタ」と名づけられたYさんはスペイン語通訳者である。私なんかこのネーミングだけで充分想像ついて笑ってしまった。田村さんの説によれば「通訳はその言語の持つイメージに同化する」ということである。
「パーネ・アモーレ」の言語別通訳比較より抜粋:
英語 くそ勉強した感じ(津田塾出身が多い)─自分だけで美人だと思っている─センスなし─実用一点張り─アメリカ・コンプレックス─帝国主義(世界人民の敵である)
スペイン語 ラテン系の中では一番田舎臭い─みんなジーパンを穿いている─美人がいない─アバウト─最後は必ず料理の話
ロシア語 暗い、とても(性格が)─人生の不幸を自分一人で背負っているような顔をしている─将来が不安─不透明─頑固、頑迷─すぐ請求書がくる(生活が苦しく、まだ容貌の話までいかない)
イタリア語 服装が派手─性格が軽薄─媚を売るか、お高くとまっているか─趣味で仕事している感じの “お嬢” が多い
(ポルトガル語通訳はなかったのよ、nyanさん)
ところで「暗い?」ロシア語の米原さんは「原稿のネタ拾いのためか」通訳仲間5人の集いを心待ちにしていて、しばらくみんなに会えないと禁断症状がでるという。おそらく「執拗で情熱的なイタリア男の口説きは、身持ちの固いイタリア女とセットになっている」という話の出所はこの田丸さんなんじゃなかろうか。
それにしても文庫本って高くなったものだ。東京時代は四谷図書館のお世話になっていたので、CDも本も買わずにすんだのだが。まじめに読んで元とらなくちゃ(?)。
まだ全部読んだわけじゃないのだが、ロシア語通訳の米原さんとイタリア語の田丸さんは、お友達関係だとわかった。なんと、米原さんに「シモネッタ」と名づけれたのがこの田丸さんなのだ。ちなみに「ガセネッタ」と名づけられたYさんはスペイン語通訳者である。私なんかこのネーミングだけで充分想像ついて笑ってしまった。田村さんの説によれば「通訳はその言語の持つイメージに同化する」ということである。
「パーネ・アモーレ」の言語別通訳比較より抜粋:
英語 くそ勉強した感じ(津田塾出身が多い)─自分だけで美人だと思っている─センスなし─実用一点張り─アメリカ・コンプレックス─帝国主義(世界人民の敵である)
スペイン語 ラテン系の中では一番田舎臭い─みんなジーパンを穿いている─美人がいない─アバウト─最後は必ず料理の話
ロシア語 暗い、とても(性格が)─人生の不幸を自分一人で背負っているような顔をしている─将来が不安─不透明─頑固、頑迷─すぐ請求書がくる(生活が苦しく、まだ容貌の話までいかない)
イタリア語 服装が派手─性格が軽薄─媚を売るか、お高くとまっているか─趣味で仕事している感じの “お嬢” が多い
(ポルトガル語通訳はなかったのよ、nyanさん)
ところで「暗い?」ロシア語の米原さんは「原稿のネタ拾いのためか」通訳仲間5人の集いを心待ちにしていて、しばらくみんなに会えないと禁断症状がでるという。おそらく「執拗で情熱的なイタリア男の口説きは、身持ちの固いイタリア女とセットになっている」という話の出所はこの田丸さんなんじゃなかろうか。
それにしても文庫本って高くなったものだ。東京時代は四谷図書館のお世話になっていたので、CDも本も買わずにすんだのだが。まじめに読んで元とらなくちゃ(?)。
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