魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

“猿腕”“猿手”とは? ゴムチューブ体操で改善!

2016-08-27 | 体作り・健康増進・健康管理

8/26(金)から高輪ベーシックセミナーが始まり、
26(金).27(土)は第1.2課程で、基本整体。

年々、肘の捻じれが強い受講者が多くなり
診察・ケアが上手くできず、

赤ちゃんも上手く抱けず
自分の体もつらい人が多くなってきた。

そんな時、いつも聞こえてくる声は
「私、猿腕(猿手)なんです~っ」と、

たいてい腕をこんな風にして、私に見せてくれる。
    ↓

    ↑        ↑           

    B       A       B

上記3点のイラストはこのサイトから頂いたのだが、
整体などを生業としている人達をはじめ、
多くの日本人は、Bを「猿腕」と思っているようだ。

そんな声を聞くたびに、
私は「猿はそんな腕をしていません。猿に失礼です」と。

では、猿はどんな腕をしているかと言うと、まさにこれ。
            ↓


Aの腕です。きれいな写真ですね~。
これはこのサイトから頂きました。

Bの腕では、四つばいで
素速く走ることはできませんから、
Bの腕の猿は
生存することすら困難です。

私は高校時代、弓道の範士から、
次のように教えられた。

「弓の押し手は猿手(えんしゅ)でないといけない。

猿は獲物を取る寸前まで、
腕を曲げている。

取る瞬間に腕を伸ばし切る。
そうでなかったら、確実に獲物を取れない。

弓も同様、引き分けて、的に向かって押している時は
肘や手首を伸ばし切っていてはいけない。

矢が離れる瞬間、肘も手首も伸び切るように射ると、
矢は必ず的に当たる」と。

そのため、この上段のような腕で、弓を引き分け、押す。
            ↓

            ↑
矢が離れる瞬間、下段のように肘が伸び切る。
(弓を握ることなく、自撮りのため、人差し指が美しくありません)

あまりにもBの腕の受講者が多いため、
ゴムチューブで、弓を引く体操をすることにした。

まずは私がお手本を見せて解説。
受講者は、猿手(えんしゅ)までは到底できないので、

上段のゴムは
     口角の高さ、肩は下げ、肘は前向き、手首は伸ばす
         ↓   ↓     ↓     ↓


弓道ではこちら向きはしないのだが、体操ではこちらもする。
       ↓

       ↑            ↑
 胴体はブレないよう、どっしりと安定させる(胴作り)           

  ところが、受講者がするとこんなことに_| ̄|○
          ↓

     ↑
この腕では弓は引けない。

矢を射ると、ちょうどこの肘の湿疹の部位を
弦で強打して、皮下出血し、
青紫色に大きく腫れて、強烈に痛む。

この程度の腕でも皮下出血する。 ↓



白シャツの人は肘を前に向けるよう、
肩を上げ前に向けている。
      ↓       

  ↑      ↑
そのため腕の筋肉は、ひどく捻じれている。

肘を前に向けようとすると、手首が折れ曲がってしまう人
          ↓


   肘は上に向き、手首は折れ曲がり…  ↓



弦を引く手は、まるで招き猫で、体が右手側に倒れている。
   ↓


残念ながら私の腕に近い人はいない。

これじゃ~、バトンも回せないし、
診察やケア技術の上達も遅い (-"-; 

「基本整体の技術試験に合格できるかな?」と
ちょっと心配したが…、

バトン・ゴム引きでずいぶん体が軽くなったそうで、
無事、全員合格\(^o^)/

上で使用している黒いゴムは
病院で使う駆血帯のゴム。
かなり硬いし、普通には買えないので、

  この体操用ゴムチューブのついたムック
 『チューブ・ダイエット』をお勧めしている。
          ↓


こちらのゴムの方が軟らかくて使いやすい。

著者の横手貞一郎さんは、
美人モデル 道端3姉妹のパーソナルトレーナー



私と横手さんとは、カポエイラつながりで
SNSでお友達となっている。

このムックの中にも、
ゴムチューブ体操がたくさん紹介されているので、

「使える腕と、美しい体作りに励んでほしい」
と願うばかり。

そうでないと、
診察もケアも上手なケアギバーが、増えませんもの。


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