「赤ちゃんは原始反射の回数券を持って
生まれて来るので、それを期限内に
使い切らないと、大人になっても
原始反射が消えないで残る」
という見解を以前からしばしば聞くのだが
最近は、回数券を使い切ろうと
一生懸命に原始反射を出させている
親御さんを見かけたり
その見解は「正しいんですか?」
との質問を受けたりすることが増えてきている。
「私は回数券を使い切る」
という考え方には賛同できない。
「モロー反射を大人が刺激を与えて出させることは
虐待です! 絶対にやめてください!」と
『まるまる育児バイブル』の監修者
加藤靜恵先生(発達専門の小児科医)から習った時は
ショックだった😓
なぜなら、学生時代から、新生児のモロー反射は
起こさせて観察するのが当たり前だったから…。
「うーっ、ゴメンナサイ」と猛省😓
今では「当然! 虐待や!」と思っている。
モロー・バビンスキー・スパイナルギャラン
などを起こさせる刺激は
大人にとっても、乳幼児にとっても
とても不快で
中には気分が悪くなって嘔吐する人すらある。
なので、出させようと刺激するのは
ぜひとも、やめていただきたいと願っている。
それに、そもそもモロー反射を正しく理解していなくて
驚愕反射と混同して語っている人が多いのも気になる。
また
このサイトでモロー反射と言っているのは
モロー反射ではなく
脊柱の生理的S字状彎曲の有無の方が
関係が大きいと私は思っている。
また、下肢(足)の爪先を開いて立つと
前で上肢 (腕~手指) を
丸くできず、手が開いてしまい
ふらついてしまう動きも
モロー反射と言っているサイトがある。
が、これはモロー反射ではなく
上下分離ができていないため。
詳しくはこちらを。
この写真のモデルは ↑ 加藤靜恵先生。
先生が自分の体を使って説明してくださっている。
そそのため、
「原始反射や視知覚と
首すわり・受け身の発達
踊り・格闘技・球技などの上達との関係について
オンライン講座をしようかな~」
と考えているのだが
私は発達の専門家ではないので、なかなかむすがしぃ。
でも、私は
弓道・空手や、バトン・フラ・バレエ、ボート・カヌー
球技・スキー・スケート・野球(ソフトボール)なども
少しずつだが、多種多様の経験をし、楽しんでいる。
また私は、多くの人の体をケアした経験から
骨格 (特に頭~頸椎) が
定頸 (首すわり) に大きな影響を与え
定頸が良くないと
受け身能力・身体操作能力 (いわゆる運動運動神経) が
伸びにくいことも、かなり良くわかるようになった。
それらの改善のための施術や
セルフケアのアドバイスなども
多くの方々にしてきた。
なので、オンラインでも
お役立ち情報を発信できるように思う。
いつの日か
そんなオンラインセミナーができるよう
少しずつ準備することにしよう。
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