ツイッター・フェイスブック・ブログと始めて
オランダで開業している「Seitai Mama」こと
小出久美助産師さんとの距離が
ぐ~んと近づきました。
彼女の仕事は、
母乳育児相談・産後の訪問看護
ママと赤ちゃんの整体。
ブログは
「オランダで出産&育児『Seitai Mama News』」
その10/3の記事に「赤ちゃんにまかせる授乳法」
が紹介されています。
この動画を見て私は正直なところ
「赤ちゃんの姿勢が不自然。
背中が伸びすぎ、首が反りすぎなのに
首から頭が支えられていない…」
と思いました。
小出さんは、この授乳法について
次のようにコメントされています。
> 初めての赤ちゃんに授乳する際に
> 役に立つかな、と思われる動画です。
> これまでの授乳法の基本は
> 座ってあげるか
> 添い寝してあげるか、でしたが、
> この方法は、ソファーやベッドで、
> 半分起きた格好で
> 足を投げ出して赤ちゃんを支えると、
> 赤ちゃんが自分からおっぱいに寄ってくるよ、
> というものです。
> 新生児をうまく支えられない
> というお母さんには、
> この、赤ちゃんの自由を妨げない方法は
> 目からウロコかもしれません
10/6の高輪施術のアシスタント来てくれた、
小林いづみ助産師
( 国際認定ラクテーション・コンサルタント=IBCLC)に
この動画を見てもらったところ
「この頃は、どうしても
母乳を飲めない子が増えているので、
この姿勢でも飲めれば
『まぁいいか、飲めているから』
ってことになってしまう」と。
確かにその通りでしょうね。
飲めなかったら大変だけど
一応、飲めていますからね。
でも私は「これで良し」と
満足してほしくないです。
この写真は10/6の高輪施術に
初めて来られた母子。
施術後、小林さんがクッションを着けるのを
手伝ってあげた後は、自分ひとりで
このように上手に授乳されています。
お母さんの姿勢も、赤ちゃんの姿勢も
とても自然できれいです。
クッションなしの
「これが本当に良い授乳姿勢ですよ」
と言える見本となる写真は?
と、探したところ
一番良い姿勢の写真は、なんと、私のでした。
私も母乳で3人を育てましたが
当時は授乳用クッション
なんてものはなかったし
私はそのような物を
ほしいとも思いませんでした。
この写真は、今年の1月
NPO母子整体研究会の代表退任講演の
パワーポイントの中でも公開。
皆さんから「は~っ」
「さすが~」の声をいただきました。
我ながら
「授乳姿勢がきれい。
右肘~手首の使い方が上手い」
と感心。
それに、若い(当たり前やん)!
当時はそんなこと意識して
抱いていたわけではないんですけどね。
今どきこんな授乳姿勢をとれる人って
見たことないです。
もし、いたとしたら
特別天然記念物的存在や~!
先生、美しいです!
授乳は抱き方から、ですね。ほんとうに。
第一子出産後の当時にもどって自分に教えてあげたい。
自分の娘たちにはしっかり学んでもらおうと思っています。
ただ、ちょっと誤解を生じるかもしれないと思い、書き込みさせていただきます。
先生が指摘されている、『頭から首が支えられていない』点ですが、まさに、これがこの方法のミソだと思います。産後まもない時期に、適度に後頭部を支えることができず、逆に自分の胸に押さえつけてしまうお母さんがいます。あるいは、こどもの方に前かがみになって、口の中におっぱいを押し込もうとすることもあります。両方とも、うまく授乳できません。その場合に、こどもが自分からおっぱいに寄ってきて大きな口を開けてくわえつくのを見ると、新米ママはびっくりし、感動し、自分に自信を持ってくれます。本当に嬉しそうな顔をしてくださいます。なので、お産で疲れて、はじめての授乳でつまづいているお母さんの気持ちを変えて、前向きになってもらうために、悪くない方法だ、と思っています。このブログの記事は、そういう意図で書かれていることを読み取って頂けたら、と思います。ちなみに、本編動画の方では良い姿勢で飲んでいる様子もみられるんですよ。