魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

靖国神社 遊就館

2018-06-23 | 博物館・美術館・建築など
6/23(土)は横浜の親戚を訪れようと思っていたのに、
都合が悪いとのことで、予定変更、靖国神社へ。

これまで何度か東京駅前広場に降り立ったことはあったが、
いつも工事中のフェンスが張られていたのに、今日はスッキリ!



皇居まで、何の障害物もなく
赤レンガの東京駅と皇居から見事に一直線!



今日の記念撮影後、

  
                         ↑
        2年前に皇居東御苑を訪れた時と同じく
        大手門から入り、手荷物検査を受け、
        入園票をもらい(これは2年前の写真)

江戸城の芝生の大広場の片隅を通って
きれいなハマナスの実や、ザクロを撮りながら



天主台の北側に回って、北詰橋門で
入園票を返却して、橋を渡って北の丸公園に。

武道館の前を通って直進し
       ↓


立派な田安門をくぐる。



全体の雰囲気も木材もなんだか温かみを感じる。
      ↓


解説を読むと、田安門は江戸城の総構完成時に遡る
現存唯一の建物で、
重要文化財に指定されているのだと。



すぐ左手にもう一つ門があり、



この門から外が、江戸城の外となる



この橋の右手側が牛ケ淵となり、スイレンがきれい。



左手側が桜で有名な千鳥ケ淵となるそうだが、
クズが生い茂っていて、
これから夏にかけて大変なことになりそう。
   ↓

                          ↑
   この風見塔(?)のある歩道橋を渡ると靖国神社のはず。
   見えた~、着いた。
      ↓


と同時に雨がポツポツ。詳しい地図はこちら
      ↓


大鳥居をくぐって進むと、巨大な塔の上に誰かが…、
誰やろ…? と解説を見ると、大村益次郎(@@)



全く知らなかった。でも…、
彼は百姓医者の息子だったので、
馬にも乗れず
剣術もできなかったそうなのに、なんで刀を?

雨が本降りになってきたので隣の休憩所に逃げ込み



唐揚げと甘酒で腹ごしらえ。



なんともまぁ昭和なたたずまい。



悪天候なのに外国人が
傘もささずにたくさん歩いている。

2礼2拍1礼の参拝をし、すぐに遊就館に。



入るとすぐに零戦



泰緬連接鉄道(タイとビルマを結ぶ鉄道)を走っていたSLや



様々な戦で使われた砲車なども陳列されていて、
外国人がいっぱい、にこやかに写真を撮っている。
なんだか不思議な感じ。

入館料千円を払って2階の常設展に。

古代から近代までのおびただしい数の
武具・絵画・書・写真などを見て



撮影可能なところだけは撮ったが
まぁ、広いこと、展示品の多いこと。



このあたりは呉の大和ミュージアム



10年ほど前(?)霞が浦のほとりの予科練祈念館、
沖縄のひめゆりの塔・平和祈念公園
仙台の戦災復興祈念館などで
見学したものと類似した展示品が多く



私には既にこれらには
“免疫”ができていたので
冷静に見て回ることができた。



しかし、今回初めて目にしたのは
美しい花嫁人形の数々。

英霊として祀られている若者の多くは
妻を娶ることなく生涯を終えた。

彼らにせめてもと、肉親が捧げたのが
家族の想いを添えた花嫁人形。

これらを見て、さすがの私も胸いっぱい。
目頭が熱くなり、特別展の「幕末~御創建」に
足を運ぶ前に一休み。



最初に見た零戦の隣の茶房でスイーツブレイク。



フラッシュoffなら撮影可なので、少しばかり撮り

「なぜ大村益次郎の像が?」と思いつつ見て回ると
1枚だけ写真と、上野戦争についての解説。



長州征伐のところにも全く名前が出てこないし、
ミニエー銃や、
アームストロング砲のこともなく、
「彰義隊は1日で壊滅した」とは、
えらいアッサリやな~。

「で、なんで像になっているの?」と、少し歩くと



なるほど、雨の中撮った解説の写真を見ると

戊申戦争の戦没者を祀る
東京招魂社(現 靖国神社)の社地選定のため
彼は明治2年2月にこの地を訪れ、
創建者としての功は大とのこと。

像を発議したのは彼の門人で、
後の伯爵 山田顕義氏。



『花神』によると益次郎の遺言は2つしかなく
その1つは山田顕義に
「四斤砲をたくさんつくっておけ」と言ったこと。

西郷隆盛が起こす反乱に備えての遺言だという。
8年も先のことをどうして読めるのか?

もしも大村益次郎が、
大東亜戦争の時代に生きていたとしたら
戦争はどうなっていたのだろう?

そんなことを考えながら、
美味しい豚肉入り古代米ちまきを食べ
超苦い海軍コーヒーをチョビリチョビリ飲み



買った本などに目を通しながら
16時過ぎまで休み、土砂降りの中、
九段下⇒日本橋⇒品川へと帰った。

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