80年代以降、リアルタイムで、
洋楽を聴いている身にとっては、
Little Richardさんというと、
88年のグラミー賞の授賞式で、
プレゼンターとして出てきて、
まるで、駄々っ子みたいな
振る舞いを見せたことと、97年の
アメリカンミュージックアウォードで、
涙で、功労賞を受け取った姿が、
最も印象深い人なのでありますが、
その、どちらの場面も出てくる、
ドキュメンタリー映画
『リトル・リチャード
:アイ・アム・エヴリシング』
を観ました。
そして、その涙の意味と、
グラミー賞での振る舞いが、
けっして、酔狂でやっていたのではない、
それが、よくわかりました。
2015年に公開された、JBの伝記映画
『ジェームス・ブラウン
最高の魂(ソウル)を持つ男』
でも、若き日のRichardさん、
チラっと描かれていて、
「すごくいいヤツ」でありましたので、
才能に恵まれた、サービス精神旺盛の、
エンターテイナーくらいに
思っていたのですが、
もっともっと、複雑な背景と、
心を持った人だったんですね。
完全に、思い違いをしておりました。
映画は、期待したよりは、
パフォーマンス映像が少なめだったのと、
エピソードとエピソードの
つなぎの音楽に、ちょっと、
違和感があったのが気になりましたが、
やはり、音楽ファンは、
一度は観ておかねばならない、
そんなドキュメンタリーだと思います。
https://little-richard.com/
『リトル・リチャード
:アイ・アム・エヴリシング』
日本公式サイト
※次回は、気になる新曲2曲です。
↑こちらの映像は、
映画には登場しません。